皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
「アリエク 安全」「アリエク やばい」で検索してここにたどり着いた方が多いと思います。
最初に、いちばん大事なことを正直に書いておきます。
僕はアリエクスプレスを、一度も使ったことがありません。
中国から商品を仕入れて楽天市場で売る、ということを何年もやっていて、1688というサイトはもう5年使い続けています。それなのに、アリエクは1回も開いたことがない。
なので、この記事では「アリエクは安全です」とも「やばいです」とも書きません。使っていないので、書けないからです。
その代わり、僕にしか書けないことが2つあると思っています。
この記事で書くこと
- 中国から仕入れ続けてきた僕が、なぜアリエクを一度も開かなかったのか(構造の話)
- 「安全?やばい?」の中身を具体的なリスクに分解して、一次情報で確認した結果
- 販売目的で買うときの関税の扱い(ここが一番大事です)
- 僕が唯一「これなら使えるかも」と思っている用途
そして正直に言うと、この記事を書きながらずっと思っていることがあります。
「逆に、みんなはアリエクの何が良くて使っているんだろう?」ということです。ここは本気で知りたいので、後半でちゃんと書きます。
先に正直に書いておきます|僕は一度も使っていません

まず、この記事の立ち位置をはっきりさせておきます。
僕は中国から商品を仕入れて、楽天市場で販売しています。おかげさまで年商は6,000万円ほど、累計の売上は3億円を超えました。
その仕入れは、ずっと1688一本です。
タオバオも使ったことがありません。アリエクも同じです。
ここが大事なんですが、使わなかったのは「危なそうだから避けた」わけではありません。
もっと単純で、出番がなかったんです。1688で全部足りてしまったので、他のサイトを見る理由がそもそも発生しなかった。
ただ、これは同時に「アリエクにしかない良さを僕が知らないだけ」の可能性も普通にあります。だから断定はしません。
1688・Alibaba.com・タオバオ・アリエク|4つは何が違うのか

話を進める前に、混同されがちな4つのサイトを整理させてください。全部アリババグループのサービスですが、役割が全然違います。

見てほしいのは、縦と横の2つの軸です。
| 軸 | 意味 |
|---|---|
| 縦(卸か小売か) | 卸=まとめて買う人向けで元値が安い。小売=1個から買えるぶん、1個あたりは高い |
| 横(誰向けか) | 中国国内向け=日本には直接送れないので代行が必要。海外向け=日本に直送できる |
この2軸で見ると、それぞれの正体がはっきりします。
- 1688:中国国内向けの卸。いちばん元値が安い。ただし代行が必要
- Alibaba.com:海外向けの卸。直送できるが、1688より2〜4割ほど高くなる傾向
- タオバオ:中国国内向けの小売。1個から買えるが、これも代行が必要
- アリエクスプレス:海外向けの小売。1個から買えて、日本に直送できる
つまりアリエクは、4つの中でいちばん「日本の個人が買いやすい」場所です。代行業者を探さなくていいし、中国語も要らないし、1個から買える。
これは間違いなくメリットです。
ただ、その便利さはタダではありません。
国際配送・多言語対応・国際決済・買い手保護。その全部のコストが、商品の価格に乗っています。誰かが親切で無料でやってくれているわけではなくて、便利さのぶんを買っている。それだけの話です。ここは責める話ではまったくなくて、単なる構造です。
なぜ僕は使わなかったのか|1688で足りてしまったから

では、なぜ僕は「1個から買えて直送できる」という便利さにお金を払わなかったのか。
理由は、1688側でも1個から買えるようになってしまったからです。
2026年の1688は、もう「大ロット専用」ではありません
昔の中国輸入のイメージだと、こうだったと思います。
- 1688=安いけど100個・200個からしか買えない
- アリエク=高いけど1個から買える
だから「まずアリエクで1個試して、いけそうなら1688でまとめて買う」という使い分けに意味がありました。
でも、今は違います。1688にも1個から売ってくれる工場が普通にあります。
もちろん全部ではありませんが、探せば見つかります。そうなると、さっきの使い分けの前提が崩れます。
「1個から買える」がアリエクだけの武器ではなくなった時点で、僕にとっての出番がなくなりました。もうひとつ、価格以外の理由
あと、仕入れって価格だけの話じゃないんですよね。
継続して同じものを仕入れられるか。不良品が出たときに交渉できるか。ロットが変わったときに気づけるか。
僕の場合、代行業者さんが間に入ってくれていることで、この辺りが全部回っています。中国語ができない僕の代わりに工場とやりとりしてくれる人がいる、というのは価格差以上に大きい。
アリエクは基本的に、自分とセラーの1対1です。1個買うだけなら気楽でいいと思いますが、継続して仕入れる相手としてどうなのかは、正直わかりません。
だから本当に、逆に聞きたいくらいなんです。「みんなアリエクの何が良くて使ってるんだろう?」って。もし僕が知らないメリットがあるなら、普通に知りたいです。
「安全?やばい?」を、具体的なリスクに分解します

ここからは調べたことを書きます。
最初に言っておくと、僕は「危険性」という言葉の抽象度が高すぎると思っています。
「アリエクって危険ですか?」と聞かれても、何が危険だと思っているのかが人によって全然違うので、答えようがない。だから分解します。
よく心配されているのは、だいたいこの4つだと思います。
① 届かない・返金されない
AliExpressの公式ページを確認したところ、買い手保護(Buyer Protection)としてこう説明されていました(2026年8月時点)。
- すべての商品に配送期限の保証があり、最大60日以内に届かない場合は全額返金が提示される
- 注文完了後15日以内であれば返金申請ができる(セラーが追加保証を付けている場合はさらに15日)
- 「説明と違う」「品質が低い」場合はまずセラーと交渉し、合意できなければ運営側が仲裁に入る
で、ここからが本題です。
仕入れとして考えると、問題は「返金されるかどうか」ではありません。
お金が返ってきても、売る予定だった商品は手元にないわけです。お客様には売れない。日数だけが過ぎている。
日本への標準配送は2〜3週間が目安と言われていますが、これはあくまで目安です。納期が読めない仕入れ先は、それだけで商売の設計が難しくなります。
僕が一番気にするのはここです。
② 関税・税金|🔴 ここが一番大事です
これ、他の記事であまり書かれていないんですが、販売目的で買う人にとっては一番重要な話です。
税関のサイトで確認しました。

何が違うかというと、こういうことです。
| 個人で使うために買う | 売るために買う(仕入れ) | |
|---|---|---|
| 課税価格 | 海外の小売価格 × 0.6 | 購入価格+運賃+保険料の全額 |
| 理由 | 商業貨物との公平性を保つための特例 | 原則どおりの計算 |
つまり「個人輸入だから0.6掛けで安くなる」という話は、仕入れには使えません。
ここを勘違いしたまま「アリエクなら安く仕入れられる」と計算していると、実際の原価が想定より上がります。
もうひとつ、覚えておくと役に立つルールがあります。
- 課税価格の合計が1万円以下なら、関税・消費税はかかりません
- ただし革製品・ニット衣類・履物・毛皮製品・化粧品や香水・食品関連・旅行用バッグなどは、この簡易な扱いの対象外です
- 課税価格の合計が20万円以下なら、通常より簡単な「簡易税率」が使えます
アパレル系を扱おうとしている方は、2つ目に特に注意してください。「安いから関税かからないだろう」が通用しない品目があります。
このあたりを含めて原価を出す方法は、こちらの記事で全部書いています。
③ 偽物をつかまされないか
これについては、正直、僕の考えはかなりシンプルです。
本物を謳ったブランド品が普通に売られているとしたら、それはそもそも偽物です。
有名ブランドの商品が、正規の値段よりはるかに安く、しかも海外の個人セラーから出ている。この時点で判断はつくと思います。
逆に言うと、ノーブランドの商品を仕入れるつもりなら、この論点はほとんど消えます。
僕がやっているのもノーブランド商品の仕入れなので、正直「偽物が怖い」と思ったことは一度もありません。ブランド品を安く買おうとしなければ、そもそも発生しない心配です。
④ 個人情報・決済情報
これは、アリエクに限った話ではないと思っています。
中国のサイトを使う以上、1688でも、タオバオでも、代行業者経由でも、どこかに情報は渡ります。程度の差はあれ、構造は同じです。
気になるなら、対策はシンプルです。
- メインで使っているクレジットカードを直接登録しない
- 決済サービスを間に挟む、または上限の低いカードを分ける
- 同じパスワードを他のサービスと使い回さない
「怖いから使わない」でも「対策して使う」でもいいと思います。決めるのは自分です。
100%安全なビジネスは存在しません。大事なのは、何がリスクなのかを具体的に理解した上で、自分がどこまで許容できるかを自分で決めることです。僕が唯一「これなら使えるかも」と思っている用途

ここまで「僕には出番がなかった」と書いてきましたが、ひとつだけ、使う理由が思いつく場面があります。
サンプルの取り寄せです。
1688で気になる商品を見つけても、その工場が100個や200個からしか売ってくれないことがあります。この場合、現物を確かめるために100個買うわけにはいきません。
もし同じような商品がアリエクに1個から出ていて、それを取り寄せて質を確認できるなら、それは意味のある使い方だと思います。
サンプルの話で、僕もずっと引っかかっていたこと
ここで、ついでに書いておきたいことがあります。
中国から仕入れて何年もやっている僕でも、ずっと分かっていなかったことがあるんです。
食品衛生法のように、輸入の前に届出が必要な商品ってありますよね。食器やカトラリー、一部のおもちゃなんかもそうです。
で、ずっと思っていたのが、「届出を出してから仕入れて、届いた商品が粗悪品だったら大変じゃないか」ということでした。順番的に詰んでいる気がしていたんです。
これ、今回調べてみたら、ちゃんと道が用意されていました。
正しい順番
- サンプルを輸入する(社内検討用・試験研究用なら食品等輸入届出は不要)
- 現物で品質を確認する
- 本仕入れをする(ここで初めて届出)
- 販売する
届出義務がかかるのは「販売の用に供し、又は営業上使用する」ための輸入です。つまり売らずに自分で確かめるためのサンプルなら、届出なしで入れられるという運用があります。
これだけ長くやっている僕が知らなかったくらいなので、これから始める方が知らないのは当たり前だと思います。知っておくと、無駄なお金を使わずに済みます。
結局、使うべきか使わないべきか|判断の基準

ここまで読んでもらったところで、判断材料をまとめます。
僕は「どのサイトが優れているか」という比較には、あまり意味がないと思っています。買い方によって答えが変わるからです。
| あなたの状況 | 向いているのは |
|---|---|
| まず1個だけ現物を見てみたい | アリエク。代行を探さずに完結するのが一番の価値 |
| 10個〜まとめて仕入れて売りたい | 1688+代行。元値の差がそのまま利益に効いてくる |
| 同じ商品を継続して仕入れたい | 1688+代行。工場と関係を作れることが強みになる |
| 中国語もできないし、代行選びも面倒 | まずアリエクで1個買ってみて、輸入の感覚をつかむのはアリ |
最後のケースについて補足します。
「中国から物を買う」という体験を一度もしたことがない人が、いきなり代行業者と契約して100個発注するのは、正直ハードルが高いです。
その意味で、アリエクを「輸入の練習」として使うのは合理的だと思います。荷物が海を越えて届く感覚、通関に時間がかかる感覚。これを1回体験しておくだけで、その後の理解度が違います。
ただし、そこで買った1個の原価をそのまま「これで商売できる」と計算するのはやめたほうがいいです。仕入れの単価はロットで変わりますし、さっき書いた課税価格の話もあります。
サイト選びは「どれが優れているか」ではなく、「今の自分の買い方に合っているか」で決まります。さいごに|断定しないことにしました

まとめます。
- 僕はアリエクを一度も使っていないので、安全とも危険とも書けない
- 使わなかったのは危ないからではなく、1688でも1個から買えるようになって出番が消えたから
- アリエクの便利さ(直送・1個から・日本語)は、そのぶん価格に乗っている
- 販売目的で買うなら、個人輸入の0.6掛けは使えない。ここは要注意
- 唯一「使えるかも」と思っているのはサンプルの取り寄せ。ただし僕はまだ試していない
正直に言うと、「アリエクは仕入れに使えます!」と断言したほうが、たぶんこの記事は読まれます。検索する人が求めているのは、白黒はっきりした答えなので。
でも、使っていないものについて断定するのは、やってはいけないことだと思っています。
僕がここで書けるのは、5年間1688を使い続けてきた人間から見て、アリエクがどういう位置にあるのかという話までです。そこから先は、実際に使った人の話を聞いたほうがいい。
もし僕が今後アリエクを使ってみて、「これは使える」という発見があったら、そのときは正直にここに書きます。
そして最後にもう一度だけ。アリエクを使っている方、何が良くて使っているのか、本当に知りたいです。もし良かったら教えてください。
ではでは!
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ここまで読んでいただきありがとうございました。僕のことをもっと知りたい方はこちらもどうぞ。







