- 結局、1個いくらで仕入れられるの?
- 関税とか消費税とか、難しそう…
- 売価を決めたいけど原価が読めない
皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
中国輸入を始めるとき、いちばん最初につまずくのが「結局この商品、1個いくらで仕入れられるの?」だと思います。
商品ページの価格だけ見て「安い!」と思っても、実際には送料・手数料・税金が乗ってきます。ここが読めないと、売価も利益も決められません。
でも、大丈夫です。8年仕入れてきた僕の結論から言うと——
慣れれば「商品代金 × 1.◯◯倍」で、原価はほぼ正確に読めるようになります。
この記事では、原価の8つの内訳を実測データつきで解説して、最後に「自分の係数」の作り方までお伝えします。
この記事の役割分担
この記事は「送料も手数料も税金も全部コミで、1個あたりいくらか」を扱います。
関税そのものの詳しい計算方法(税率の調べ方・計算例)は、関税計算の記事で別途解説予定です。
※この記事のラクマートのリンクは紹介リンクです。登録があると僕に紹介料が入ります。もしラクマートさんに登録する機会があれば、よろしかったら僕のリンクから登録していただけると嬉しいです。
※ラクマートさんのご厚意で、こちらのリンクから登録された方は自動的に30日間の買付手数料が無料となります。
※間違えて公式サイトで登録した場合、対象とはなりませんのでご注意ください。
商品原価は「8つの積み木」でできている

まず全体像です。中国輸入の商品原価は、この8つでできています。

ポイントは2つ。
- 比較サイトの「手数料◯%」は、8個のうちの1個(❹)の話でしかない。総額で見ないと比較になりません
- 8個もあるけど、大きいのは❶商品代金。残りは「商品代金に対して何%乗るか」で捉えると一気にラクになります
それぞれ簡単に押さえておきましょう。
- ❶商品代金…商品ページの価格×為替レート(例: 20元×20円=400円)
- ❷中国国内送料…工場→代行倉庫。10〜100元くらいが相場。日本の送料と比べるとかなり安い
- ❸国際送料…一番読みにくい費目。次の章で実測から解説します
- ❹代行手数料…「商品代金」だけに掛かります(送料やオプション込みの総額ではない)。一般会員5%スタート→累計仕入れ額で最大3%、定額会員は0%
- ❺オプション費用…詳細検品など、頼んだときだけ
- ❻関税・❼消費税…(商品代金+国際送料)ベースで計算。後の章で
- ❽その他費用…1便(1件)ごとの固定費。例: 船便の取扱手数料1,500円、関税の立替手数料1,400円/件・通関料2,000円/件(ラクマート公式・2025年8月改定の案内より)
一番読みにくい「国際送料」を実測で読む

8つの中で予測がいちばん難しいのが国際送料です。
実は、商品の「重さ」を調べるのは簡単なんです。アリババの商品ページにはグラム数が載っていますし、似たような商品が手元やお店にあれば、量ってしまえばだいたい分かります。
問題は——国際送料は「実際の重さ」だけでは決まらないこと。ここで出てくるのが、初心者を最初に混乱させる「容積重量」です。
容積重量とは?——「かさばる荷物」への課金ルール
飛行機や船には、「重さの限界」と「スペースの限界」の両方があります。
もし軽くてかさばる荷物(ぬいぐるみ・リュックなど)ばかり積んだら、重さにはまだ余裕があるのに、先にスペースが埋まって満杯になってしまいますよね。それでは運送会社は商売になりません。
そこで運送の世界には、「体積をkgに換算した重さ」=容積重量という物差しがあります。計算式はこれだけです。

160サイズの段ボール(51×58×50cm)なら、51×58×50÷6,000=約24.7kg。そして送料は、
「実際の重さ」と「容積重量」を比べて、重い方で課金
されます。つまり中身が10kgしかなくても、160サイズの箱なら24.7kgぶんの送料がかかる、ということです。
実測データで見る「箱ごとの課金」
僕の実測1便目の箱明細が、まさにこのルール通りでした。
- 箱A(40×60×50cm・実際の重さ28.1kg)→ 容積重量20kg < 実重 → 実際の重さ(28.1kg)で課金
- 箱B(51×58×50cm・実際の重さ22.3kg)→ 容積重量24.65kg > 実重 → 容積重量(24.65kg)で課金
同じ便の中でも、箱ごとに「重い方」が採用されるのが分かると思います。この箱明細の実物スクショは、手数料相場の記事で公開しています。
仕入れ前に送料をざっくり予測する方法
では、仕入れ前にどう見積もればいいのか。僕のおすすめは「重さ」ではなく「1箱に何個入るか」で考えることです。
- 手順1: 商品の重さを調べる(商品ページのグラム表記 or 手元の類似品を量る)
- 手順2: 「160サイズの箱に何個入るか」をざっくりイメージする
- 手順3: 1箱の送料 ≒ 24.7kg × 船便単価(8元/kgなら約4,000円)
- 手順4: それを個数で割る = 1個あたりの国際送料
例えば1箱に30個入る商品なら、約4,000円÷30個=1個あたり約130円。ぎっしり詰められる(小さくて重い)商品ほど1個あたりは安く、かさばる商品ほど高くなる——この構造がつかめれば、もう容積重量は怖くありません。
かさばる商品を「重さ」だけで見積もると、送料が倍以上ズレることもあるよ!「1箱に何個入るか」で考えるのがコツ!
「じゃあ結局いくら乗るの?」——ここで実測データです。僕の実際の請求3便分がこちら。

商品代金に対して4.4%〜6.0%、平均すると約5%前後。これが僕の実測の相場観です。kgあたりに直すと約170円でした。
この3便の請求明細は、こちらの記事で全部公開しています↓↓
サイズの大きい商品(リュックとかぬいぐるみとか)を「重さ」で見積もるのは危険だよ!容積重量を忘れずに!
代行手数料のかかり方【2026年の料率】

代行手数料(ラクマートの場合は買付手数料)は、商品代金のみに掛かります。国内送料・国際送料・オプション費用には掛かりません。
- 一般会員: 商品代金の5%からスタート
- 累計仕入れ額に応じてV0→V10とランクが上がり、最大3%まで自動で下がる
- 定額会員(月額制): 0%。月の仕入れが50万円を超えるあたりから検討
ランク表・定額会員の損益分岐は、完全ガイドの料金の章に図解でまとめています↓↓
関税と消費税は「ざっくり2割弱」で見ておく

税金は難しく見えますが、僕らの規模の輸入では、実務的にはこう捉えれば十分です。
- 関税 =(商品代金+国際送料)× 関税率
- 消費税 =(商品代金+国際送料+関税)× 10%(内訳は7.8%+地方2.2%だが、合わせて10%でOK)
- 課税価格20万円以下の荷物は「簡易税率」が適用されることが多く、衣類(織物)なら10%、プラスチック製品なら3%など、品目ごとに大まかに決まっています
ただし簡易税率には適用されない品目があります。代表的なのは、ニット製の衣類・履物・革のバッグ類など。このあたりを扱う人は税関の簡易税率表を一度見ておいてください(「少額輸入貨物の簡易税率 税関」で検索)。
正直、僕も最初は「関税って怖い」と思ってたけど、簡易税率+消費税10%で計算すればそこまで誤差は出ないよ!
【実物】船便では、こういう請求書が届きます
「実際どうやって請求されるの?」——RW船便などの船便では、商品が日本に到着する頃、通関業者さんからメールで請求書が届きます。僕に実際に届いた1便分がこちらです(金額は実物のまま)。

見ての通り、ほとんどが税金です(この便では関税+消費税+地方消費税で203,200円)。1便ごとの固定費は、通関料2,000円+立替手数料1,400円の計3,400円。支払いは銀行振込で、期限は発行から10日ほどでした。
🔔 立替手数料は「なくせる」費用です
デポジット制度(リアルタイム口座)に登録すると、この立替手数料1,400円/件がかからなくなります。
登録手順と実際の使い勝手は、僕自身の実体験の記事として準備中です。公開したらここにリンクを貼りますので、少しお待ちください。
2028年4月に制度が変わります
2026年に成立した改正で、2028年4月1日から少額輸入のルールが変わることが決まっています。「個人使用の貨物は海外小売価格の6割を課税価格にできる」特例の廃止と、1万円以下の少額輸入貨物の販売への消費税課税です。
⚠️ ネット上には「2026年4月から変わった」と書いている記事がありますが、これは誤りです。法律全体の施行日(2026年4月)と、この項目の適用開始日(令和10年=2028年4月1日)が別に定められています(財務省の法律案概要で確認済み)。
事業としての輸入(僕たちの仕入れ)にはもともと0.6掛けは使えないので直接の影響は小さめですが、1万円以下で小口輸入して販売するモデルには消費税側が効いてきます。決まり次第、この記事も更新します。
実例シミュレーション(衣類200点)

では、実際に計算してみます。ボトムス(織物・関税10%想定)を200点仕入れる例です。
- 為替レート: 1元=20円 / 購入店舗: 1店舗
- ❶商品価格: 28元(560円)× 200点
- ❷中国国内送料: 75元 / ❸国際送料: 海源DQ船便2箱(計50kg×8元)
- ❹代行手数料: 一般会員5% / ❺オプション: なし

結果、1点あたりの原価は約770円 = 商品代金の約1.38倍になりました。
「で、結局この注文、総額いくら払うの?」——200点分の全体像はこうなります。
- 【200点仕入れた場合の総額】
- 商品代金: 560円 × 200点 = 112,000円
- 中国国内送料: 75元 = 1,500円(1便分)
- 国際送料: 50kg × 8元 = 8,000円
- 代行手数料(5%): 5,600円
- 関税(10%): 12,000円 / 消費税(10%): 13,200円
- その他(取扱手数料): 1,500円
- 合計: 約153,800円(÷200点 = 1点あたり約770円)
注目してほしいのは、中国国内送料1,500円と取扱手数料1,500円です。この2つは点数に関係なくかかる「1便の固定費」。200点にまとめたことで、合計3,000円の固定費が1点あたりわずか15円まで薄まっています。
「まとめ買いすると原価が下がる」の正体は、この固定費の按分です。逆に、同じ商品を10点だけ仕入れたら固定費だけで1点300円乗ってしまう——だから少量テストのあとの本発注は、ある程度まとめるのが効くんです。
ちなみにこのシミュレーション、8年仕入れてきた僕の肌感覚と照らしても、かなり正確な数字になっていると思います。安心して目安に使ってください。
内訳を見ると、税金(関税+消費税)で約126円=2割弱。国際送料は40円=約7%(少量の便なので実測平均よりやや重め)。この「乗り方」の感覚がつかめれば、もう原価は怖くありません。
定額会員なら手数料28円が0円になるし、まとめ買いで1便の固定費も薄まるから、規模が出るほど倍率は下がっていくよ!
次回から使える「自分の係数」の作り方

毎回この計算をするのは大変です。だから僕は、数回仕入れたデータをもとに「❶商品代金×1.◯◯」の係数でおおよその原価を出しています。この計算で、ほぼ差異なく仕入れられています。
作り方は簡単です。
- 手順1: 1便分の請求(商品代金+送料+手数料+税金+その他)を全部足す
- 手順2: その合計を「商品代金の合計」で割る
- 手順3: 出てきた数字(例: 1.38)が、あなたの係数。次回から「商品代金×係数」で原価が読める
ちなみに、僕の現在の係数は「×1.35」です。実際には1.25〜1.3くらいで収まる商品も多いはずですが、高めに見積もっておけば資金計画が狂わないので、あえて1.35で運用しています。上のシミュレーション(約1.38倍)とほぼ同じ水準ですよね。
⚠️ ただし、係数はジャンルでまったく変わります。家電・ぬいぐるみ・ランニングマシンのような「大きい・かさばる」商品は、国際送料も中国国内送料も跳ね上がるので、係数はこれよりずっと高くなります。だからこそ、表の数字ではなく自分のジャンルの係数を1便のデータから作ってください。
原価計算の正解は、ネットの表ではなく、自分の請求データの中にあります。
だから最後は身も蓋もない話ですが——結局、1回仕入れてみるのが最強の勉強です(笑)。1回の請求明細が、どんな解説記事より正確な「あなた専用の教科書」になります。
よくある質問(FAQ)

Q. 関税を勉強してから仕入れたほうがいいですか?
僕らの規模では、そこまで深く勉強する必要はないと思います。簡易税率+消費税10%の理解で十分スタートできます。まず1回小さく仕入れて、実際の請求で学ぶのが一番早いです。
Q. 日本国内の送料は別にかかりますか?
かかりません。税関から自宅(送付先)までの配送も「国際送料」に含まれています。
Q. 消費税の「7.8%と2.2%」って何ですか?
国の消費税7.8%と地方消費税2.2%に分かれているだけで、合わせて10%で計算すればOKです。
Q. 為替が動いたら、係数は作り直しですか?
いいえ、係数はそのまま使えます。係数は「商品代金に対して何%乗るか」という比率なので、為替が動いても構造は変わりません。
僕の仕入れ表は、商品単価をその日のレートで更新(例: 20元×20円=400円 → 1元22円なら440円)すると、×1.35が自動で再計算される作りにしています。単価さえ当日レートに直せば、関税や国際送料のぶんも連動して動くので、係数はいじりません。
Q. 売価はどうやって決めればいいですか?
原価が読めたら、次は利益率の設計です。こちらの記事でどうぞ↓↓
さいごに

原価計算は、最初は8つの内訳に圧倒されるかもしれません。でも構造さえ分かれば、あとは「商品代金×自分の係数」だけの世界です。
仕入れの全体の流れはこちら↓↓
不良品率も原価に効いてきます。実測データはこちら↓↓
少しまとまらない部分もあったかもしれませんが、参考になれば嬉しいです。
ではでは!
楽天出店を考え始めた方へ。
無料のメール講座「楽天出店21ステップ勉強会」をやっています。
毎日1通・21日間のメール講座です。
- 読むのは、1通2〜3分
- 専用シートに1日1マス埋めると、21日後に「あなたの店の設計図」が完成
(誰に・何を・いくらで・どれだけの資金と時間で売るか) - 登録した瞬間に、道具が4つ届きます
(設計図シート/関税計算テンプレ/利益率シミュレーター/集客診断シート) - 「簡単に稼げます」系の話はしません。
出店するかどうかを、自分の数字で決められるようになるための講座です
※メールを待たずに、今すぐ全手順を知りたい方には、有料の「0から始める楽天市場の教科書」もあります。
この記事を書いた人

この記事の筆者プロフィール【ラクマート認定講師:TAKAHIRO】
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
- 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
- 紹介したラクマート利用者は1,400人以上。中国の工場・船便倉庫と1688本社も現地視察ずみ








いつもおつかれさまです!ありがとうございます!
1点質問ですが、消費税や楽天手数料などは売上(販売価格)に対して計算しなくてもいいのでしょうか?アホなのでバカな質問でしたら申し訳ありません。。よろしければ教えていただきたいです。
今後も応援しています!!
分かりやすい動画ありがとうございます!
質問ですが、こちらで計算した仕入れ単価はおおよその金額になると思いますが、棚卸し時の金額もこちらを使用しますか?
ご回答いただけると幸いです。