Q&A

【ネットショップ開業】融資ってどこでいくら借りればいいの?

ネットショップの融資
  • お金ってどこで借りたらいいの?
  • いくら借りるのが正解?

というご質問をYouTubeのコメントに頂きましたので、「融資ってどこでいくら借りればいいの?」について4800字以上で書いてみました!

僕自身は日本政策金融公庫で融資を3回、計1,000万円個人で借り、不動産に1年勤務し「30回以上」融資の借入申請を担当してきました。

その経験をもとに詳しく解説したので

この記事を読めば、

  • どこでいくら借りればいいか分かる
  • 融資先別の基準がある程度分かる

現在融資で悩んでいる人の助けになるはず!!!

融資の基準はあくまで非公開のため、今回は筆者のあくまで個人的見解と推測です。断定するものではございませんのでご注意ください。

その他、現在の融資条件等は公式サイトを参照ください。

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間違えて公式サイトで登録した場合、対象とはなりませんのでご注意ください。

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TAKAHIRO

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TAKAHIRO

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いくら借りればいい?

先にズバッと結論を言うと「借りられるだけ借りる」です。

ん?そんなに借りて大丈夫?

と疑問に思われた方もいると思いますが、大丈夫です。

理由1:適正額まで落ち着く

1つ目の理由が、なぜなら実績のない個人が「そもそもそんなに借りられない」からです。

TAKAHIRO

「銀行」で担保できる資産があれば借りれるけど、それはダメね!(危険)

そのため、まずは借りられるだけ「低金利で」借りるのが正解だと思います。

僕も3回とも「満額」で借りられましたが、毎回

公庫課長さん

400万ではなく、300万なら確実に通ると思いますが、ひとまず400万円で申請してみます。

公庫課長さん

もしかしたら希望額より少なくなるかも知れませんので…

と融資の面談で「適正額(今借りられる最大の額)」まで落ち着くのでご安心ください。

理由2:売上が伸びるリスクをカバー

2つ目の理由として、ネットショップは「実店舗経営」とは違い、設備投資などの立ち上げ資金が「ほぼ」かかりません。

TAKAHIRO

ラーメン屋は1,000万円くらいかかるらしいよ!

そのため借入資金の「大半(9割)」は「仕入れ資金」で計画書を提出します。仕入れ資金はとても「曖昧な」使用用途のため、毎回面談の際に「希望額より少なくなるかも…」と言われるのかもしれません。

TAKAHIRO

設備投資に500万かかる場合は、用途が明確(必要)だからね!

先程の「借り入れるだけ借りる」は、売上が上がるリスクをカバーするために使います。なので重要なのが

売上が伸びなかった場合は使わない

ことが大前提です。

  1. 小さく試す(テストマーケティング)/数万円
  2. 反応率のいい場所をリサーチ
  3. 見つかったら前回より「少し」多めに投資
  4. さらに売上(利益)が上がったら、さらに投資

この❶の段階を何回か繰り返し、伸びなかった場合は「大半の資金は使わない」ことが前提です。❹の段階になったときに「手元の資金が無い!」「利益は出てるのに今月の支払いができない」を防ぐために「借りれるだけ借りる」ことを忘れないでください。

TAKAHIRO

❶のテストマーケティングで上手く行かない場合に、1回目の資金を回収せず、「2回目、3回目、4回目」とすぐテストマーケティングするために借りるわけじゃないよ!

そんなことをしたら「一瞬」でお金溶けちゃうから、「フリマアプリで売る」や「原価回収できる値段で在庫処分品として売る」など、ある程度「資金を回収」しながら、次のテストマーケティングをしてね!

結局は

  1. 売上0円(現金100万円-仕入れで20万円使う)
  2. 売上30万円(現金80万円-仕入れで30万円使う)在庫分❶の5万円分
  3. 売上50万円(現金50万円+❷先月の30万円入金-仕入れで50万円使う)在庫分20万円分
  4. 売上100万円(現金30万円+❸先月の50万円入金-『仕入れでもう使えない』)

というように売上が伸びているのに「手元に現金が無い」というような状況になります。

TAKAHIRO

上記の表は「利益率50%」「在庫品の70%が毎月売れる」ことを想定した計算式だよ!

売上が安定してくると「資金が多くなってくる」から売残りリスクも少なくるけど、「立上段階」はデータが少ない&レビューや信用がないので、上記のような計算になってるよ!

在庫品は「人気商品」であっても、1ヵ月で全部売れるなんてことは無いからね!

いやいや、❷と❸の段階で前回と同じ額仕入れればいいじゃん。

なんで多めに仕入れてんだよ。

と思った方もいると思います。確かに理性ではそういう選択肢を取れます

  1. 今まで頑張ってきたお店の売上が上がってきた!
  2. ヤバイ今月も売り上げ伸びた!
  3. 人気商品の在庫補充しなきゃ!
  4. 人気商品すぐ在庫切れるな…多めに仕入れなきゃ!(入荷日はいつですか?問合せ来る)
  5. ヤバイ機会損失だ!!もっと稼ぎたい!!

と理性的な判断をとるのが難しい上に、機会損失であることも事実です。軌道に乗ってきたときに投資できる資金があることは、「成長速度」と「経営の安定」に必要不可欠です。

TAKAHIRO

「お金持ちになりたかったら、「稼ぎ方」じゃなく「使い方」を勉強しなさい」みたいな格言あったけど、ちょっと納得。

どこで借りればいい?(個人)

個人で始める人は「日本政策金融公庫」をおすすめします。

日本政策金融公庫=国が100%出資した政府系金融機関

理由としては、「資産状況ベース」ではなく「事業単位ベース」で融資の審査を受けれるからです。

TAKAHIRO

これに関しては、調べただけだから実際のところは分からないから推測です!

というのも、貸したお金を回収しなければならないわけですが、

  • 銀行は「資産や担保」をみて回収できるかどうか判断(保証人含め)
  • 金融公庫は「事業計画」をみて回収できるかどうか判断(無担保・無保証で借りれる)

なので、「お金のない小さな個人が」ネットショップを始めるにおいて、日本政策金融公庫の「審査基準」が最も適しているのです。

そのため、しっかりとした準備と計画があれば「低金利で借りられる可能性が高い」ということになります。

その他にも

  1. 無担保・無保証人で借りれる
  2. 自分が亡くなったら家族に借金が残らない(団体信用生命保険)
  3. 金利が安い(自分のときは1%以下)
  4. 自己資金は最低10分の1程度で借りれる
  5. 最初の半年は金利のみの返済が可能

などと「弱小個人」の僕たちにとても優しい制度となっています。

TAKAHIRO

その他にも、銀行は創業融資やってないとこもあるし、信用保証協会を付けるのが必須だったり、ハードルが高い…(あまり詳しくないけど…)

融資を受けるまでの手順(準備するもの)

大まかな流れをざっくり解説

  1. 電話で相談
  2. 多少の実績を作る
  3. 面談資料準備
  4. インターネット申込
  5. 面談
  6. 融資

というような流れです。詳しく解説していきます。

❶電話で相談

まずは電話で相談しましょう。

  • 自分がどんな事業を立ち上げたいのか
  • 面談までにどれくらいの実績が必要か
  • 何円借りたいが自己資金はどれくらいあった方がいいか
  • どんな資料を用意したらいいですか?

など気軽に相談してみましょう。(リンク貼っときます↓)

TAKAHIRO

窓口相談もやってるみたいだから、好きな方を!僕は電話でしました。

こちらの相談内容を元に創業計画書を立てましょう。

❷多少の実績を作る

全く何も始めていない状況では融資を借りることはできません。かといって、そこまで大きく成果を上げる必要もありません。

僕は

  • 売上月5万円(実績:フリマアプリとBASE)
  • 自己資金40万円
  • ヤフーショッピングとWowma開店(開店したばかりで売上0)

「320万円」の融資がおりました。

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TAKAHIRO

当時の様子は、この記事に詳しく書いたよ!(2018年7月のとこ)

「扱う商品仕入れたこともないのに、お金貸せないよ!」って思うよね。少しでも小さく始めて、小さな実績を作ろう!

❸面談資料準備

詳しくは❶で相談した際の資料を用意してください。

※記入例もあるので参考にどうぞ!

そのほかにも僕が毎回用意しているものは

  1. 事業計画書(創業計画書とは別で)
  2. 実際の販売する商品(または仕入れ商品ページを見せる)
  3. 実際の商品画像
  4. 同梱するノベルティやチラシ

❶事業計画書

創業計画書とは別に事業計画書も持っています。ワードでA4サイズ8枚くらいの量です。

なぜかというと

  • 「創業計画書」は履歴書ほどの記入欄しかないため、詳しく説明できない。
  • ここまで考えてるんだぞ!と「熱意」や「信用」をアピール

するために持参しています。事業計画の内容は

  • 事業内容
  • なぜネットショップを選んだのか?
  • 具体的な戦略
  • 実績から多少のデータ

などですが、今振り返ってみると事業計画書とは言えない「恥ずかしい内容」だったので、「今の自分が作れる」事業計画書を持っていきましょう。

事業計画書はリスク管理をアピール、上手くいかない場合も想定した内容を織り込んでいます。

TAKAHIRO

ただ、相手の言われたものを持っていくより、さらに準備していった方が信用できるよね!

❷実際の販売する商品

実際の販売する商品を持参してます。そのほか、仕入れる予定の商品ページを「印刷」したものを数枚持参しています。

なぜ「印刷」するかというと、融資の審査資料提出の際に一緒に提出するためです。

❸実際の商品画像

ヤフーショッピングは開店審査中のため、出品ページを見せることはできませんでした。

なので、先に1商品の商品画像を作っていき「この商品はこんなイメージで出品する予定です!」と説明しました。(もちろんカラー印刷で持参)

❹同梱するチラシやノベルティ

これも当時フリマサイト中心での販売だったため、「ECモール開店したらこれを同梱します」といった感じで持参しました。

TAKAHIRO

どれも事業計画書をもとに、イメージが湧くように持って行ってます!

❹インターネット申込

面談の予約をインターネットで申込ましょう。下記リンクから申し込めます。

❺面談

面談では事業計画の内容はもちろん、その人自体が信用できそうな人か見られるみたいなので、スーツとか清潔な服装で行きましょう。

❻融資

10~20日程で結果が来るので、融資の結果を待ちましょう。

どこまでをリスクと捉えるか?

それでは最後に「失敗が怖い」「借金をするのが怖い」という人に向けて、リスクの捉え方について考えていきましょう。

僕も最初はお金を借りることにすごく恐怖心がありました。

TAKAHIRO

失敗したら「テレビドラマ」や「再現VTR」のような地獄の日々に転落してしまうんじゃないか?と…

しかし冷静に数字として考えてみましょう。

300万円を5年返済で借り入れたとして、月5万円ほど。

もちろん、使わなければ月数千円の金利を支払って終わりです。

TAKAHIRO

よく考えてみると、車のローンとかなら平気で300万円とか借りてるよね。

僕の友人で事業融資(100万円ほど)を借りるか悩んでいましたが、両親は大反対!

理由は、

危ないからダメだ!!!

の一点張り。しかし、友人の兄が帰省し400万円の車(フルローン)を購入したことを話していました。

すると、

○○はすごいな!また買ったのか!?

次はどんな車買うんだ??

友人の兄は公務員のため、そこまで給与は高くありません。給料のかなりの割合を返済に充てています。

TAKAHIRO

価値が落ち続け、もし事故や盗難にあったら借金だけ残るのに?

100万円借りて事業やる方が全然リスク低いじゃないか!!

と、心の中で疑問に思いました。

さらに失敗したとしても「経験」が残る上、借入の全額を使ってしまうケースは稀だと思います。(実店舗経営と違って、固定費がほぼかからないからね!)

大失敗で「借入30~50%のお金と経験が残る」なら、それはそこまで恐れるリスクでしょうか?

僕はそう思いません。

100万円借りて5年返済で月々1.8万円=100万円を使い月1.8万円の利益を生み出す事業を作ればリスクはほぼないのです。

まとめ

今回は「融資ってどこでいくら借りればいいの?」について解説しました。

今回の記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。

【中国輸入の買付代行業者 ラクマート】

僕自身が2021年から仕入れで使っているサイトを紹介します。(現在仕入れ商品の95%はラクマートさんから仕入れてます。)

登録は無料で月額利用料なども一切かからないので、気軽に登録してみてください。

対応も迅速丁寧で、ネットショッピングをするような感覚で商品がリサーチ&仕入れができるのでおすすめです!

ラクマートさんのご厚意で、こちらのリンクから登録された方は自動的に30日間の買付手数料が無料となります。

間違えて公式サイトで登録した場合、対象とはなりませんのでご注意ください。

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