皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
楽天には、在庫と納期をまとめて面倒みてくれる在庫連動・納期表示機能があります。
名前だけ見ると在庫管理を楽にする機能に見えますが、それだけだと話が半分です。この機能の本当のところは、在庫がない状態でも売れるようにすることにあります。
この記事でわかること
- この機能がやっているのは3つのこと
- 在庫0でもお取り寄せとして売れる
- 納期はSKUごとに決められる
- キャンセルしても在庫が戻らないケースがある
- 再入荷お知らせは仕入れ数の根拠になる
この機能がやっていること
できることは大きく3つです。

このうち3つ目は、作業時間がそのまま減るタイプの話です。キャンセルや個数の修正があるたびに商品編集画面を開いて在庫を直す、という手間がなくなります。
お客様が自分でキャンセルしたときも戻る
楽天では、お客様が自分の操作で注文をキャンセルできる場合があります。このときも在庫は自動で戻ります。
決済がされずに自動キャンセルになった注文も同じです。決済方法によって扱いが変わることはありません。
在庫切れでも売れる、という発想
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。
普通に考えると、在庫が0になったら売れません。ただ楽天では、在庫0でも注文を受け付ける設定にできます。
これは無在庫で売るという話ではありません。お取り寄せとして商品ページ上で成立させる、という話です。

自分の手元に在庫がなくても、仕入れ先に在庫があると分かっている商品はあります。メーカーに発注すれば取れる、問屋に置いてある。こういう商品は、手元がゼロでも売っていいわけです。
納期を出さないと成立しない
大事なのは順番です。納期を正直に出したうえで注文を受ける。ここがセットになっていないと成立しません。
納期を出さずに受注だけ取ると、キャンセルとクレームに直結します。すぐ届くと思って買った人と、2週間かかる店。ここがズレると当然もめます。
売り方の選択肢が1つ増える
この設定を知っていると、在庫を持つ量を減らせます。
- 回転の遅い色・サイズはお取り寄せ扱いにする
- 売れ筋だけ手元に在庫を持つ
- 受注生産の商品も同じ棚に並べられる
在庫を持つということは、お金を寝かせるということです。そこを減らせる選択肢がある、というだけでも知っておく価値があります。
全部を在庫で持たなくていい、と分かると仕入れが楽になります
納期はSKUごとに決められる
納期の設定は商品単位ではなく、SKUごとにできます。同じ商品でも、手元にある色は翌日発送、取り寄せの色は1週間、という出し分けです。

出し方は2種類あって、届く日を約束できるかで選びます。
- 最短お届け可能日=日付で出る。配達希望日も指定してもらえる
- お届けの目安=「◯日以内に発送予定」と日数で出る
お取り寄せの商品に使うのは後者です。「お取り寄せ商品、通常3営業日で発送」のような文面をあらかじめ登録しておいて、それを各SKUに割り当てます。
まとめ買いされたときの見え方
ここは知らないと引っかかります。
納期の違うSKUを一緒に買われた場合、いちばん遅いSKUに合わせて配送日が表示されます。
さらに、最短お届け可能日を出せないSKUが1つでも混ざっていると、そのお客様は配達希望日を指定できません。
つまり、翌日発送できる商品と取り寄せの商品を同じかごに入れられる状態だと、早いほうの魅力が消えます。ここは商品構成の話として一度考えたほうがいいところです。
納期情報は消せない
登録した納期情報は、あとから削除できません。数を増やしすぎると選ぶときに迷うので、最初に型を決めておくのがおすすめです。
使わなくなったものは、商品に割り当てなければお客様には見えません。残しておいて問題ないので、消せないこと自体を気にする必要はないです。
未設定のまま放置しない
納期が未設定の商品は、CSVを落とせば洗い出せます。CSV一括編集を使っている店舗なら、これがいちばん早い探し方です。
CSVでの一括編集そのものは、「楽天のCSV一括編集の使い方」の記事で整理しています。
在庫が戻らないケースがある
在庫連動は万能ではありません。キャンセルや修正をしても在庫が戻らないことがあります。

やっかいなのは、注文の処理自体は完了していることです。キャンセルはできている。在庫だけが動いていない。
この状態に気づかないと、実在庫とページの在庫がズレます。ズレたまま売り続けると、今度は発送できない注文が入ります。
SKUを触るときは注意する
表を見ると分かるとおり、SKUの構成を変えたときに集中しています。
- 商品やSKUを削除した
- シングルSKUとマルチSKUを入れ替えた
- バリエーションを編集した
バリエーションの編集については、同じSKU管理番号で登録し直せば情報は維持されます。SKU管理番号を軽い気持ちで振り直さないほうがいい理由が、ここにもあります。
SKU管理番号を変えたときに何が起きるかは、「楽天のCSV一括編集でよくある間違い」の記事でも書いています。
在庫切れの温度感
ここで少し、在庫切れそのものの話をします。
在庫切れは絶対にダメ、と言われることがあります。ただこれはAmazonの感覚です。Amazonは在庫を切らすと本当に落ちます。
楽天は、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。在庫を切らした瞬間に順位が消えるような動き方はしません。
ただし、売れ筋のSKUは別
とはいえ「気にしなくていい」でもありません。売れているSKUだけは切らさない。ここは分けて考えます。
- 売れているSKU=切らさない
- たまに動くSKU=お取り寄せに逃がす
- 動かないSKU=そもそも持たない
順位の話とは別に、機会損失そのものは普通に痛いです。売れているものが買えない状態は、順位がどうであれ売上が消えます。
在庫が切れると1枚目の画像が変わることがある
マルチSKUの商品で、SKU画像を設定している場合の話です。
在庫のあるSKUの画像が1枚目として表示される仕組みなので、売れ筋の色が切れると、別の色の画像がサーチ結果に出ることになります。
画像まわりの仕組みは、「楽天の商品画像ガイドライン」の記事でも触れています。
再入荷お知らせは、店側のデータ
在庫切れの話とセットで使いたいのが再入荷のお知らせです。
在庫切れのSKUにボタンが出て、お客様が通知を希望できる機能です。お客様向けの親切機能に見えますが、店から見ると需要データです。

RMSの管理画面で、どの商品のどのSKUに何件申し込みが入っているかがリストで見られます。
つまり、何色の何サイズが何人に待たれているかが分かります。これは次の仕入れ数を決めるときの、かなり強い材料になります。
入荷したときの初速も上がる
在庫を戻すと、待っていた人に自動で通知メールが飛びます。
入荷したその日に、欲しい人から先に動く状態が作れるということです。再入荷のタイミングで動きが出ると、そのあとの伸び方も変わってきます。
さいごに
在庫連動・納期表示機能は、設定そのものは地味です。ただ、これを入れると在庫の持ち方そのものを変えられます。
この記事のまとめ
- 在庫0でもお取り寄せとして売れる。ただし納期とセット
- 納期はSKUごと。届く日を約束できるかで種類を選ぶ
- SKUの構成を変えると在庫が戻らないことがある
- 楽天の在庫切れは売れ筋だけ気をつければいい
- 再入荷お知らせの件数は仕入れの根拠になる
在庫を全部自分で持とうとすると、お金がいくらあっても足りません。持つものと取り寄せるものを分ける。そのための道具がすでに用意されている、と考えると使いやすいと思います。
楽天で儲からないと感じている理由については、こちらの記事でも書いています。
在庫の持ち方そのものと、預けて出荷する仕組みについてはこちらです。
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この記事を書いた人

ラクマート認定講師:TAKAHIRO
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
- 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
- 紹介したラクマート利用者は1,400人以上。中国の工場・船便倉庫と1688本社も現地視察ずみ
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