皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
楽天の商品登録でいちばん最初につまずくのが、SKUと項目選択肢の違いだと思います。
先に大事なことを書いておくと、「項目選択肢」は今は「商品オプション」という名前になっています。古い記事や古いマニュアルには項目選択肢と書いてあるので、そこで混乱している方が多いです。
そして、商品オプションとSKUはまったく別のものです。ここを同じものだと思って登録すると、在庫の管理が最初から壊れます。
この記事でわかること
- 「項目選択肢」は今の商品オプション。SKUとは別物
- 決定的な違いは在庫を持つか持たないか
- 色・サイズはSKU、ラッピング・名入れは商品オプション
- SKU管理番号を変えると注文が保留になる
まず言葉を3つに分ける
楽天の商品登録に出てくる言葉を、3つに分けて整理します。

上から順にこうです。
| 言葉 | 何を指しているか |
|---|---|
| 商品 | 商品ページそのもの。1ページ=1商品 |
| SKU | その商品ページの中にある、在庫を持つ最小単位 |
| 商品オプション | 注文するときに買い手が指定する項目。旧「項目選択肢」 |
たとえばTシャツを白と黒、SとMで売るとします。このとき商品ページは1つですが、白のS・白のM・黒のS・黒のMという4つの箱が中にあります。この4つがSKUです。
そこにラッピングの有無を付けたいとします。ラッピングは在庫が減るものではありません。だからSKUではなく、商品オプションとして付けます。
決定的な違いは、在庫を持つか持たないか
ここだけ覚えておけば、ほぼ迷いません。
SKUは在庫を持ちます。商品オプションは在庫を持ちません。

在庫を持つ、というのは具体的にこういうことです。
- SKUごとに在庫数を入れられる
- 売れるとそのSKUの在庫だけが減る
- 在庫が0になると、その組み合わせだけが選べなくなる
- SKUごとに価格を変えられる
- SKUごとに画像を持てる
商品オプションはこれができません。ラッピングを「あり」で100件受けても、ラッピング用の資材の在庫は楽天側では減りません。自分で数えるしかありません。
逆に、ラッピングをSKUで作ってしまうと、SKUの数が2倍になります。色4×サイズ3で12だったものが、ラッピングあり・なしで24になります。在庫を管理する箱が倍に増えるだけで、得はありません。
何をSKUにして、何を商品オプションにするか

分け方の基準は1つだけです。
判断の基準
- その違いで在庫が減る → SKU
- その違いで在庫が減らない → 商品オプション
SKUにするもの
色・サイズ・容量・入数・型番。つまり別々に仕入れて、別々に数えているものです。
倉庫で数えているものがSKUになる、と考えるとわかりやすいと思います。白のSと黒のMは、棚の上では別の山になっているはずです。
商品オプションにするもの
ラッピング・のし・名入れ・メッセージカード。注文が来てから作業が発生するものです。
これらは事前に在庫として持っていません。注文を見てから包む、注文を見てから書く。だから商品オプションが向いています。
迷ったら「棚に置いてあるか」で考えてみてください。棚にあるならSKU、注文が来てからやることなら商品オプションです。
商品オプションの3つのタイプと、40という上限
商品オプションには、選択肢のタイプが3つあります。
| タイプ | 買い手の操作 | 向いているもの |
|---|---|---|
| セレクトボックス | 一覧から1つ選ぶ | のしの表書き、色の指定 |
| チェックボックス | 当てはまるものに印を付ける | ラッピング希望、同梱希望 |
| 自由入力 | 文字を打ち込む | 名入れの文字、メッセージ |
この3つで、たいていのことは表現できます。
注意点は上限です。商品オプションの選択肢は最大40個までです。
自由入力にすると、買い手が何を書いてくるかわからない、という不安はあります。ただ、注文が入ってから確認できるので、40の枠を無理に使い切るより現実的です。
もう一つ、CSVで商品オプションを一括登録するときは、ファイル名を「normal-item」から始める必要があります。ここは「楽天の商品一括編集CSVの基本」で詳しく書きます。
SKU管理番号は、迂闊に変えない
SKUの話でいちばん事故になりやすいのがここです。
意味がわかりにくいので分解します。
- 買い手が注文する → その注文は「そのSKU管理番号」に紐づく
- 店側がSKU管理番号を変える → 注文が指していた先が消える
- 結果、その注文を確定できなくなる
番号を整理したくなる気持ちはわかります。登録しているうちに命名がバラバラになって、あとから揃えたくなるからです。
でも、注文が動いている商品のSKU管理番号は触らないのが原則です。どうしても変えたいなら、未確定の注文がない状態を作ってからにしてください。
もう一つ、商品を削除すると、その商品に紐づく購入申込は完全にキャンセルされます。売れなくなった商品を消すときは、受注が残っていないかを先に見てください。
迷ったときの判断の順番

①と②で、ほとんどの設計は決まります。問題は③と④です。
SKUを増やせば売れる、ではない
色を8色にすれば、8通りの入り口ができる。サイズを5つにすれば、5通りの検索に引っかかる。そう考えてSKUを増やしたくなります。
ただ、SKUの数と売上は比例しません。増えるのは在庫と、管理の手間です。
楽天で見るべきなのは、SKUの数ではなく、在庫が何回転しているかのほうです。10色を1回ずつ売るより、3色を5回ずつ売ったほうが、店としては強くなります。
後から減らすほうが難しい
SKUは増やすのは簡単ですが、減らすのは面倒です。在庫が残っていれば売り切るまで消せませんし、選択肢を削るとバリエーションの組み合わせが変わります。
だから、最初にどこまでをSKUにするかを決めきるほうが早いです。この設計の話は「楽天のバリエーションの作り方」で続けます。
さいごに
この記事のまとめ
- 「項目選択肢」は今の商品オプション
- SKUは在庫を持つ、商品オプションは在庫を持たない
- 色・サイズはSKU、ラッピング・名入れは商品オプション
- 商品オプションの選択肢は最大40
- SKU管理番号を変えると注文確定が保留になる
- SKUの数より回転しているかどうかを見る
SKUの設計は、商品ページを作る前の、机の上の作業です。登録画面を開いてから考えると、たいてい途中で破綻します。
紙でもメモアプリでもいいので、何をSKUにするかを先に書き出してみてください。それだけで登録の速さがまるで変わります。
楽天で儲からないと感じている理由については、こちらの記事でも書いています。
SKUをどう分けるかを決めたら、次は登録画面での作り方と、まとめ方の基準です。
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この記事を書いた人

ラクマート認定講師:TAKAHIRO
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
- 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
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