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楽天の入金サイクルはどうなっているのか|締日が2回ある仕組みと、資金繰りの組み方

45.楽天の入金サイクルはどうなっているのか

この記事を書いた人:TAKAHIRO|楽天市場出店8年目・年商6,000万円|ラクマート史上初の認定講師7人の1人

皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!

楽天で売れたお金が、いつ自分の口座に入ってくるのか。ここを正確に把握していないと、売上は伸びているのに現金が足りないという状態が普通に起きます。

しかも楽天の入金サイクルは、注文が入った日を起点にしていません。自分の作業しだいで入金日が半月ずれます。

この記事では、入金の仕組みと、そこから逆算した資金繰りの組み方をまとめます。

この記事でわかること

  • 入金の起点は決済確定日。注文日でも発送日でもない
  • 締日は月2回。1日の差で入金が15日ずれる
  • 振り込まれるのは楽天への支払いを差し引いたあとの金額
  • 売れたお金は先に入り、費用は3か月ほど遅れて出ていく

金額はすべて税別、2026年8月時点のものです。

入金の起点は、注文日ではない

まず、ここを間違えている人がとても多いです。

楽天ペイの入金サイクルは、決済確定日を基準に決まります。注文日ではありません。

楽天の入金までの流れ

では決済確定日はいつ入るのか。自分が発送完了報告をしたときです。発送完了報告をして初めて、その注文に決済確定日時が入ります。

つまり、発送完了報告を溜めると、その分だけ入金が遅れます。商品はもう出荷しているのに報告だけ後回しにしている、という状態がいちばんもったいないです。お金が入るタイミングを、自分で後ろにずらしていることになります。

繁忙期に受注処理が追いつかなくなると、ここが詰まります。売上が伸びている月ほど、発送完了報告の遅れが資金繰りに効いてきます。

締日は月2回ある

決済確定日がどこに入るかで、入金日が決まります。締日は月に2回です。

締日(決済確定日)入金日
前月26日 〜 当月10日当月末
当月11日 〜 当月25日翌月15日

月の前半に確定した分は月末に、後半に確定した分は翌月半ばに入ってきます。月1回ではなく月2回なので、ここを把握しておくと資金の見通しがかなり立てやすくなります。

入金日が土日祝や年末年始にあたる場合は、日付が前後します。年末年始をまたぐ月は、数日ずれる前提でスケジュールを組んでおいたほうが安全です。

1日の差で、入金が15日ずれる

この2回の締めには、実務でかなり効いてくる落とし穴があります。

決済確定日が1日違うと入金日が15日ずれる

5月10日に決済確定した注文は5月31日に入金されます。5月11日に確定した注文は6月15日です。確定日が1日違うだけで、入金が15日後ろにずれます

同じことが25日でも起きます。5月25日に確定すれば6月15日ですが、5月26日になると6月末です。

10日と25日は、発送完了報告を溜めてはいけない日です。ここを意識して受注処理を回すだけで、手元の資金の入りが半月早くなることがあります。とくに月末に大きな支払いを抱えている月は効きます。

逆に言えば、この日付を知らずに受注処理をしていると、入金が遅れた理由が自分では説明できません。「今月なんだか入金が少ない」の正体は、たいていここです。

振り込まれるのは、相殺したあとの金額

もうひとつ、はじめて出店した人が驚くのがここです。

楽天は、お客様から預かった決済金をそのまま振り込んでくれるわけではありません。楽天への支払いを差し引いたうえで振り込まれます。これを相殺と呼びます。

楽天ペイの決済金から請求額を相殺して振り込まれる

システム利用料、ポイント付与料、楽天ペイ利用料、広告費。こういった請求が、決済金から自動的に引かれます。請求書が来て別途振り込む、という形ではありません

相殺のポイント

  • 決済金から請求額を引いた残りが振り込まれる
  • 引いた結果マイナスになれば、逆に支払いが発生する
  • 相殺の結果、楽天から振り込むときの振込手数料は楽天が負担する
  • 複数店舗を出している場合は契約している企業ごとの精算になる

広告を大きく回した月や、大型のセールで費用が膨らんだ月は、この差し引きが大きくなります。売上が最高だった月に、入金額だけを見て青ざめる、というのはよくある話です。

差し引きの計算順序や、相殺の対象にならない費用については、こちらに分けて書きました。

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通常のサイクルに乗らないもの

月2回の入金サイクルに乗らないものもあります。3つ挙げておきます。

ボーナス一括払い

ボーナス払いで買われた分は、通常のサイクルとはまったく別のスケジュールで入ってきます。

取扱期間入金日
夏ボーナス12月16日 〜 翌年6月15日8月末日
冬ボーナス7月16日 〜 11月15日1月末日

取扱期間の頭のほうで売れた分は、入金まで半年以上かかります。これは単価の高い商材を扱っている人ほど当たります。低単価の商品を売っている店では、そもそもボーナス払いはほとんど選ばれません。自分の商材の単価しだいで、見ておく必要があるかどうかが変わる項目です。

店舗が直接契約している決済手段

楽天ペイを通さず、自分で決済会社と契約している支払い方法については、楽天からの入金はありません。契約している決済サービスの会社から直接受け取る形になります。入金サイクルもその会社の条件に従います。

サービスクーポン

サービスクーポンの分は、楽天ペイと同じサイクルで入金されます。ただし、発送完了報告のあとにその注文がキャンセルされた場合は、キャンセル確定日を基準に返金することになります。

資金繰りをどう組むか

ここからが本題です。入金の仕組みがわかったら、それを前提に資金繰りを組みます。

楽天でいちばん危ないのは、売上と費用の発生タイミングがズレていることです。

5月に売れた注文のお金が動くタイミング

売れたお金は早ければ3週間ほどで入ってきます。一方で、その売上にかかった費用の支払期限は3か月ほどあとです。

この時間差があるので、売上が伸びている局面では手元の現金が実際より多く見えます。そして数か月後に、まとまった費用が束になって出ていきます。

僕自身、広告と物流サービスを本格的に使い始めた時期に、それらの費用が1本のまとめ請求で来たことがあります。売上の画面だけ見ていると調子がいいのに、請求書を見た瞬間に「これ、儲かってないかも」と本気で思いました。楽天は費用が遅れて束で来るので、どんぶり勘定だと儲かっている錯覚が起きます

対策はシンプルです。月ごとの売上ではなく、日付ごとの入金と出金で表を作ること。これだけで景色が変わります。

資金繰り表に入れておく項目

  • 決済金の入金(月末と15日の2本に分けて書く)
  • 楽天への支払い(相殺されるので入金額から引かれた形で見る)
  • 仕入れの支払い(前払いなのか後払いなのかを分けて書く)
  • 固定費(出店料の更新月は半年に1回まとまって来る)

もうひとつ、売上に山と谷がある商材を扱っている場合は注意が要ります。

山に向けた仕入れは、山の2〜3か月前に払うことになります。つまり売上がいちばん低い時期に、いちばん大きな支払いが重なるという形になりやすいです。通年で売れる商材ならこの山谷は存在しませんが、季節性のある商品を扱うなら、ここは先に表に落としておいたほうがいいです。

さいごに

まとめます。

この記事の要点

  • 入金の起点は決済確定日。発送完了報告をして初めて入る
  • 締日は前月26日〜当月10日→当月末当月11日〜25日→翌月15日
  • 10日と25日をまたぐと、入金が15日後ろにずれる
  • 振り込まれるのは楽天への支払いを差し引いたあとの金額
  • 費用は入金より3か月ほど遅れて出ていく

入金サイクルは、覚えてしまえばそれで終わりの知識です。ただ、知らないまま走ると自分の店の現金の動きが自分で説明できなくなります。最初のうちに一度、日付ベースで表を作っておくことをおすすめします。

請求書に並ぶ費用の全体像は、品目ごとにこちらで説明しています。

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この記事を書いた人

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ラクマート認定講師:TAKAHIRO

  • 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
  • 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
  • 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
  • 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
  • 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
  • 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
  • 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
  • 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
  • ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
  • 紹介したラクマート利用者は1,400人以上。中国の工場・船便倉庫と1688本社も現地視察ずみ

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TAKAHIRO
自宅で妻と2人ネットショップを経営8年目 ・27歳まで社畜 ・現在の年商6000万 ・受賞歴:楽天市場月間優良ショップ ・通算売上4億円突破 ・好きなもの:ゼルダの伝説、ドラクエ、NBA

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