皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
「ネットショップを始めたいけど、何を売ればいいのか分からない」。この相談、本当によく受けます。そして次に来るのが「仕入れはどこからするんですか?」です。
この記事は、その2つの質問への「地図」です。商品選定の考え方の出発点と、仕入れ先の選択肢の全体像を、8年やってきた現役店長の目線で整理します。
個別の仕入れ先の使い方まで踏み込むと本が1冊書けてしまうので、深掘りはそれぞれの専門記事に任せて、まずは全体が一望できる状態を作りましょう。
自己紹介をしておくと、僕は楽天市場で店をやっている現役の店長です。楽天は8年目、年商は6,000万円ほど、累計売上は3億円を超えました。仕入れは国内卸から中国輸入まで、ひと通り経験してきました。
この記事でわかること
- 商品選定の一歩目は需要。差別化を先に考えてはいけない理由
- 「売ってはいけないカテゴリ」は存在しない、という8年目の実感
- 仕入れ先の全体像と、初心者におすすめの順番(中国ネット問屋→国内卸→展示会)
- 僕自身は逆ルートで遠回りした、という失敗談
では、いきましょう。
商品選定の一歩目は「需要」|差別化はその後でいい

何を売るか。考えるべきことは山ほどあるように見えますが、一歩目はひとつだけです。
その商品は、すでに誰かに探されているか?——つまり「需要」があるか。商品選定はここから始まります。
初心者がやりがちな失敗は、順番が逆になることです。「人と違うものを売らなきゃ」「ニッチを狙わなきゃ」と、差別化から考え始める。その結果、誰も探していない商品を仕入れてしまう。どれだけページを磨いても、検索されない商品は見つけてもらえません。ネットショップの商品は、検索窓に打ち込まれる言葉の先にしか存在できないんです。
需要の確認は、難しいことではありません。楽天やAmazonの検索窓にキーワードを入れて、売れている店がすでに複数あるかを見る。レビューが何百件も付いている商品があるなら、そこには確実に需要があります。
「売ってはいけないカテゴリ」は存在しない|ペンチの話

物販の教材やスクールでは、よく「参入すべきジャンル・避けるべきジャンル」が語られます。「季節商品は避けろ」「サイズのあるアパレルは初心者向きじゃない」「単価3,000円以下は儲からない」……。
8年やった僕の実感を言います。楽天に「売ってはいけないカテゴリ」はありません。
こんな話があります。工具のペンチ——武骨で、差別化しにくくて、いかにも「素人が手を出すな」と言われそうな商品ですよね。
でも楽天では、ペンチのような実用工具ですら、ページの作り方と見せ方次第でしっかり売れていきます。定量的なセオリーで「ダメなカテゴリ」と切り捨てられる場所でも、売る人が売れば売れる。これが楽天という市場の面白さです。
なぜそうなるのか。僕の解釈では、楽天は「必要なものを最安で買う場所」ではなく「買い物を楽しむ場所」だからです。
ポイントを貯めて、セールを回遊して、ついで買いをする。お客さんには女性が多く、スペック比較よりも「この店、感じがいいな」で買われることが本当に多い。だから機械的なジャンル分析よりも、「このお客さんに、どう楽しく買ってもらうか」を考えられる店が勝ちます。
「そのジャンルはやめとけ」と言われて諦める前に、そのジャンルで一番丁寧なページを作ったらどうなるか、を考えてみてほしいんです。
仕入れ先の全体像|初心者は「中国のネット問屋」から

売るものの方向性が見えたら、次は仕入れ先です。個人が使える主な仕入れ先を、おすすめの順番で並べました。

第1段階: 中国のネット問屋(1688・ラクマートなど)
これから始める人に僕がおすすめしているのは、中国のネット問屋からの小ロット仕入れです。1688(アリババの国内向け問屋サイト)や、日本語で使える代行サービスのラクマートなどを使えば、個人でも数個単位から仕入れられます。
理由はシンプルで、少ない資金で「売れるかどうかのテスト」を回せるから。そして利益率を作りやすいからです。デメリット(納期・品質のバラつき・検品の手間)も含めて、具体的な使い方はこちらの記事で徹底的に解説しています。
第2段階: 国内の卸・問屋サイト
売れる商品の型が見えてきたら、国内のネット卸サイトも並行して使えるようになります。中国仕入れより利益率は下がりますが、納期が速く、品質が読めて、検品の手間が少ない。「中国から届くまでの欠品を国内仕入れでつなぐ」ような合わせ技もできるようになります。
第3段階: 展示会・メーカー直取引
店としての実績ができてくると、ギフトショーのような展示会でメーカーと直接仕入れの契約を結ぶ道が開けます。
ここまで来ると、限定販売やコラボ、OEM(自社企画商品)といった、ネット問屋では不可能な戦い方ができるようになります。
ただし展示会は「実績のある店」として名刺を出せてこそ話が進む世界なので、最初の目標ではなく、続けた先と考えてください。
僕は「逆ルート」だった|遠回りして分かったこと

偉そうに順番を語りましたが、白状すると、僕自身はこの順番の逆を歩きました。
僕が最初に仕入れたのは、展示会と国内の問屋でした。当時は中国輸入のノウハウなんて持っていなかったので、国内で仕入れられるものから始めたんです。その後、ネット卸サイト(NETSEAなど)を使うようになり、利益率の限界を感じて、最後にたどり着いたのが中国輸入でした。
遠回りだったと思います。国内卸は誰でも仕入れられる分、同じ商品を売る店がたくさんあって、価格競争になりやすい。利益率で苦しみ続けた末に、中国輸入に行き着いた——これが実際の順番です。
だからこそ、これから始める人には「最初から中国のネット問屋で小さく試す」ルートをすすめています。僕が数年かけて気づいたことを、あなたは最初から知った状態で始められます。
ただし、僕の遠回りにも収穫はありました。国内卸や展示会の世界を先に知っていたから、中国輸入一本足にならず、仕入れ先を状況で使い分ける発想が身につきました。どのルートで始めても、最終的には全部の選択肢を持っている店が強いです。
商品選定と仕入れのよくある質問

Q. 自分の「好きなもの」を売るのはダメですか?
A. 需要があるなら、むしろ最高の選択です。好きなジャンルは商品知識があり、お客さんの気持ちが分かり、続けるのが苦になりません。ダメなのは「好きだけど誰も探していないもの」を、需要の確認をせずに売ることです。好き×需要ありが理想の交差点です。
Q. 最初の仕入れは、いくらから始めるべきですか?
A. 「失っても生活に響かない額」が上限です。中国のネット問屋なら数万円からテストできます。1商品に全額を賭けるのではなく、複数の商品に分けて小さく張るのが鉄則です。どれが当たるかは、売ってみるまで誰にも分かりません。
Q. 偽物や粗悪品をつかまされるのが怖いです。
A. 正しい警戒心です。ブランド品・キャラクター物には絶対に手を出さない(違法です)。ノーブランドの実用品を選び、最初はサンプルを取り寄せて品質を自分の目で確認する。この2つを守るだけで、リスクの大半は避けられます。詳しくはラクマートの記事で解説しています。
Q. 売れなかった商品の在庫はどうすればいいですか?
A. 早めに損切りして現金に戻してください。「いつか売れるかも」と寝かせた在庫は、保管場所と資金を食い続けます。値下げ・セット販売・フリマアプリでの処分など、手段は問わず、次のテストの資金に変えることを優先しましょう。
さいごに|地図は手に入った。あとは一歩目だけ

まとめます。
- 商品選定の一歩目は需要。ライバルの存在は需要の証明。差別化はその後
- 「売ってはいけないカテゴリ」はない。楽天は買い物を楽しむ場所。ペンチだって売り方次第
- 仕入れは中国のネット問屋→国内卸→展示会・メーカー直の順で広げるのがおすすめ
- 僕自身は逆ルートで遠回りした。最終的には全部の選択肢を持つ店が強い
「何を売るか」は、ネットショップで一番悩ましくて、一番面白い問いです。この記事で全体の地図は渡せたと思います。あとは、検索窓にキーワードを打ち込んで需要を確かめる——その10分の一歩目を、今日踏み出してみてください。
ではでは!
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ここまで読んでいただきありがとうございました。僕のことをもっと知りたい方はこちらもどうぞ。







