- 「メルカリでは売れているけど、楽天市場にも出したほうがいいのかな?」
- 「月商30万円くらいの目標でも、楽天に出店していいの?」
この2つは、僕が一番よく相談される質問です。
先に結論を言うと、出店していいかどうかは、やる気でも売上目標でもなく数字で決まります。しかもその数字は、難しい経営分析じゃなくて電卓で出せます。
僕は2018年に楽天市場に出店して、いま8年目です。この記事では、出店の相談を受けたときに僕が実際に見ている3つの関門を、2026年8月時点の公式料金を使って、実額で計算しながら書いていきます。
「出していいか」と「どうやって出すか」は別の話。出し方の手順とお金の話は別の記事にまとめてあるので、この記事は判断だけに集中します
結論:出店していいかは、この3つで決まる
細かい計算に入る前に、判断の枠組みだけ先に出します。

- 関門① 限界利益率20%を超えられる商品を持っているか
- 関門② 赤字の月を、半年ぶん耐えられるお金があるか
- 関門③ 年間30万円を、返ってこなくてもいい「授業料」として出せるか
3つとも「はい」なら、僕は出店をおすすめします。1つでも「いいえ」があるなら、それはやめたほうがいいという意味ではなく、そこを埋めるのが先、という意味です。
なぜ「売上目標」ではなく「利益」で判断するのか
楽天市場は売れても売れなくても毎月お金が出ていく場所です。ここが、メルカリやBASEのような「売れたときだけ手数料がかかる」販路との決定的な違いになります。
売上が0円の月でも月額出店料は請求されます。だから「月にいくら売りたいか」ではなく、「その売上で、固定費を超える利益が残るか」で考える必要があります。
【実額】楽天に出店すると、毎月いくら出ていくのか
判断の材料になるので、まず出ていくお金を確定させます。以下はすべて2026年8月時点の楽天市場公式サイトの料金・税別です。

固定費:プランごとの月額出店料
| がんばれ! | スタンダード | メガショップ | |
|---|---|---|---|
| 月額出店料 | 25,000円 | 65,000円 | 130,000円 |
| 支払い方法 | 年間一括払い | 半年ごと2回 | 半年ごと2回 |
| 登録できる商品数 | 10,000 | 50,000 | 無制限(初期値20万) |
| 画像容量 | 1.5GB | 100GB | 無制限(初期値100GB) |
| システム利用料(PC) | 3.5〜6.5% | 2.0〜4.0% | 2.0〜4.0% |
| システム利用料(モバイル) | 4.0〜7.0% | 2.5〜4.5% | 2.5〜4.5% |
これに加えて、全プラン共通で初期登録費用が60,000円かかります。つまり、がんばれ!プランで始めた場合の初年度の固定費は約36万円(初期6万円+月額2.5万円×12ヶ月)です。
変動費:売れたぶんにかかる費用
| 費目 | 料率(2026年8月時点・税別) |
|---|---|
| システム利用料 | 3.5〜7.0%(プランと端末で変動) |
| 楽天ポイント原資 | 通常1.0% |
| 楽天ペイ(決済) | 月間決済高の2.5〜3.5% |
| アフィリエイト | 経由した売上の2.6〜5.2% |
| 安全性・利便性向上システム利用料 | 月間売上高の0.1% |
楽天が公開している料金シミュレーションでは、月商50万円・がんばれ!プランの場合、楽天に払う合計は月89,137円(税別)とされています。売上に対して約17.8%。ここから月額出店料25,000円を引くと、「売れたぶんにかかる費用」はならして月商の13〜15%前後という感覚になります。
「システム利用料が3.5%だから安い」と思って計算すると、あとで痛い目を見ます。全部足すと1割超えです
固定費と変動費、どっちがきついのか
結論から言うと、売上が小さいうちは固定費、売上が伸びてからは変動費がきいてきます。
| 月商 | 固定費(月25,000円)が売上に占める割合 | 変動費(14%と仮定) |
|---|---|---|
| 10万円 | 25.0% | 1.4万円 |
| 30万円 | 8.3% | 4.2万円 |
| 50万円 | 5.0% | 7.0万円 |
| 100万円 | 2.5% | 14.0万円 |
月商10万円だと、出店料だけで売上の4分の1が消えます。この段階では「固定費を早く薄める」=売上を積むことが最優先になります。逆に月商100万円を超えてくると、固定費は誤差になり、1%の変動費をどう削るかのほうが金額として大きくなります。
【計算】目標の利益から、必要な月商を逆算する
固定費と変動費が分かったので、逆算できます。使う式はこれだけです。
必要な月商 =(目標の営業利益 + 月額出店料25,000円)÷ 限界利益率
限界利益率というのは、売上から商品原価と変動費を全部引いたあとに残る割合のことです。(売上 −(商品原価+変動費)= 限界利益)

| 目標の営業利益(月) | 限界利益率20%のとき必要な月商 |
|---|---|
| 0円(トントン) | 12.5万円 |
| 5万円 | 37.5万円 |
| 10万円 | 62.5万円 |
| 20万円 | 112.5万円 |
| 30万円 | 162.5万円 |
「月商30万円が目標」で出店すると、どうなるか
冒頭の質問に、この式で答えます。月商30万円・限界利益率20%だとすると、こうなります。
- 月の売上30万円 ×20% = 限界利益 6万円
- 限界利益6万円 − 月額出店料2.5万円 = 営業利益3.5万円
- ここから資材費・通信費・自分が動いた時間が引かれる
赤字ではありません。でも、商品を仕入れて、ページを作って、受注して、梱包して、問い合わせに答えて、月3.5万円です。しかもこれは「30万円ちゃんと売れた月」の話で、売れない月は普通にあります。
僕はこれを「やめとけ」と言うつもりはありません。ただ割に合うかどうかは、出す前に自分で計算しておいたほうがいいとは思います。
生活していくには、いくら必要になるのか
もうひとつ、僕自身の失敗した見積もりの話をします。2018年に出店を決めたときの僕は、こう思っていました。
「BASEが5万、ヤフーショッピングが30万くらい売れてたので、月の売上が50万くらいあれば生活できるだろうと思ってたんですよ。——そんなこと絶対無理じゃないですか。最低でも生活費の3倍ぐらいは利益を出さないと生活できないわけで、月商100万円でも、利益率によっては正直きついですよね」
売上と利益を混同していた、という話です。仮に生活費が月20万円だとして、税金や再投資、次の仕入れ資金まで考えると、必要な営業利益は月60万円前後。これを式に入れると、必要な月商は月312万円です(限界利益率20%の場合)。
当時の僕は本当に何も分かってなかった。だから同じ勘違いをしてほしくなくて、この記事を書き直してます
自分の限界利益率が、まだ分からないときは
「限界利益率なんて計算したことがない」という場合、順番を逆にすると考えやすくなります。利益率は、商品を見つけてから計算するものではなく、先に決めて逆算するものです。
- 先に「粗利率50%以上」と決める(売価の半分までしか仕入れに使わない)
- そこからモールに払う費用として14%前後を引く
- さらに配送費・梱包資材費を引く
- 残ったものが限界利益。これが20%を超えるかを見る
この順番にしておくと、リサーチの段階で「買っていい商品代金の上限」が先に決まります。「売れそうだから」という気分で高い商品に手を出さなくなるので、出店前の商品選びがだいぶラクになります。
関門①:限界利益率20%を切ると、楽天の固定費は重すぎる
ここまでの計算で分かるとおり、必要な月商を決めているのは限界利益率です。ここが1%変わるだけで、必要な売上は大きく動きます。

僕の最低ラインは「粗利50%・限界利益20%」
| 指標 | 計算式 | 僕の最低ライン |
|---|---|---|
| 粗利益率 | (売価 − 商品原価)÷ 売価 | 50%以上 |
| 限界利益率 | (売価 −(商品原価+変動費))÷ 売価 | 20%以上 |
| 営業利益 | 限界利益 − 固定費 | — |
なぜ粗利50%かというと、モールに出して売る場合、販売手数料・決済手数料・広告費・配送費といった変動費だけで売価の3割前後は当たり前に出ていくからです。粗利が50%を切ると、広告を1回試しただけで限界利益がほぼ消えます。
利益率の決め方そのものは、こちらの記事で詳しく書いています。
利益率10%で回すというのが、どういうことか
たまに「利益率10%でも数を回せばいい」という話を聞きます。でも数字にすると、こういうことです。
| 利益率 | 10万円の利益に必要な売上 | 100万円の利益に必要な売上 |
|---|---|---|
| 10% | 100万円(うち90万円がコスト) | 1,000万円 |
| 20% | 50万円 | 500万円 |
| 30% | 約33万円 | 約333万円 |
利益率が低いほど、同じ利益のために動かす金額が膨らみます。売れ残りが1回、不良品が1ロット、クレームが1件——それだけで飛ぶのは、利益が小さいからではなく、回している金額が大きいからです。
薄利の本当の怖さは「値下げできないこと」
もうひとつ、あまり語られない話をします。薄利商品の怖さは「儲からないこと」ではなく、売り切りたいときに値下げできないことです。
市場を見誤ることも、競合の強さを読み違えることも、必ず起きます。そのとき「値下げして在庫処分で売り切ろう」と判断できるかどうかが分かれ目になります。
| 緊急時にできること | |
|---|---|
| 利益率が高い商品 | 在庫処分・訳あり品として出せる。「お得だから買ってあげよう」で動く |
| 利益率が低い商品 | ちょっとしか下げられない → 売れない → 在庫が残る |
| 下げすぎた場合 | 「安すぎて怪しい」と思われて、これも売れない |
たとえば1,000円で売っている傘を、在庫処分で500円にしたらどうなるか。安いから飛ぶように売れる……とはならなくて、「え、これなんかちゃちいんじゃないの」と思われて逆に止まります。値下げにも下限があるということです。
関門②:赤字の月を、何ヶ月ぶん耐えられるか
2つめの関門はお金です。「儲かるか」ではなく黒字になるまで持ちこたえられるかを見ます。
お金が出ていく順番と、入ってくる順番は逆
ネットショップは、支払いが先で入金が後です。順番にするとこうなります。
まだ1円も売れていない
しかも楽天の売上金は、モールによっては数日で入ってくるところと違って月1回のまとめ入金です。締め日と入金日の正確な条件は契約時にRMSで確認できますが、「今日売れたお金が来週使える」わけではない、という前提で資金を組んでください。
立ち上がりに何ヶ月かかるのか
正直に書くと、これは誰にも分かりません。僕の場合は開店した初月(約20日間)で楽天だけで28万円ほど売れましたが、これは他のモールですでに売れている商品を持ち込んだからです。ゼロからではありません。
ゼロから始めるなら、最初の3ヶ月は売れないものとして資金を組むのが安全だと思っています。近道はないので、そこは愚直にやるしかありません。
楽天まわりだけで、初年度にいくら現金が要るか
仕入れ資金は商材によって全然違うので、ここでは楽天に払うぶんだけを切り出して並べます。
| 項目 | 金額(税別・がんばれ!プラン) | いつ出ていくか |
|---|---|---|
| 初期登録費用 | 60,000円 | 契約時に1回 |
| 年間出店料 | 300,000円 | 年間一括。開店前に払う |
| 売れたぶんの費用 | 月商の13〜15%前後 | 売れた翌月以降に精算 |
| 小計(開店前に確定して出ていく) | 360,000円 | — |
つまり1円も売れていない段階で、36万円は確定で出ていきます。ここに仕入れ代金、資材、固定電話やメール用のサーバー代が乗ってきます。
必要な運転資金の考え方と、足りないときの選択肢はこちらにまとめています。
関門③:それでも「年30万円は安い」と、僕が思う理由
ここまで固定費の重さばかり書いてきましたが、僕自身はがんばれ!プランの年30万円は、めちゃくちゃ安いと思っています。
年間で30万円ぐらいでしょう。それで楽天に挑戦できて、もしかしたら自分の人生がちょっと変わるかもしれないっていうのを、たった30万円で試せるなんて安いもんじゃないですか。だって昔なんて、起業するといったら数百万・数千万のリスクを背負わなくちゃならなかったのに、たった30万円ぐらいで開店できますからね。
楽天は、日本で一番人が集まっている市場のひとつです。そこに自分の店を出して、1年間まるごと試せる。その権利が年30万円だと考えると、僕は高いとは思いません。
ただし「返ってこなくてもいい30万円」であること
大事なのはここです。関門③は「30万円を払えるか」ではなく、30万円が返ってこなくても、生活が壊れないかです。
生活費を削って出す30万円だと、判断がおかしくなります。焦って値下げしたり、売れない商品を追加で仕入れたり、本来なら撤退すべき場面で撤退できなくなる。お金がないことより、お金がないせいで判断が歪むことのほうが怖いです。
出店を検討する段階なら、まずは無料の資料請求から始めるのがいいと思います。僕自身も、資料請求で営業の方から電話をもらったことが出店のきっかけでした。そのとき教えてもらった「表に出ていないプラン」がなければ、当時の僕は出店していなかったと思います。
※下記は楽天市場の資料請求の紹介リンクです。お申込みがあると僕に紹介料が入ります。もし資料請求する機会があれば、よろしかったらこちらから請求していただけると嬉しいです。

資料請求したからといって出さなきゃいけないわけじゃないので、まずは条件を聞いてみるだけでもいいと思います
「まだ早いかも」と思ったときの、もうひとつのルート
3つの関門のどれかで引っかかったとしても、選択肢はゼロではありません。出店には大きく2つのルートがあります。

僕が2018年に通ったのは、こっちのルートだった
僕が楽天に申し込んだとき、すでにBASEで月5〜10万円、ヤフーショッピングで月30万円ほど売れていました。つまり「売れるジャンルかどうか」を、固定費のかからない場所で先に確かめてから楽天に持ち込んだことになります。
これには副産物があって、そのときの販売実績と仕入れ実績が、そのまま出店審査の材料になりました。審査では仕入れ先の伝票や在庫の実物を確認されるので、「すでに売っている状態」で申し込めるのは、想像以上に有利です。
ただし2026年のいまは、同じやり方がそのまま通じるとは限らない
ここは正直に書きます。2018年と今では、各モールの状況が変わりました。
| 2018年ごろ | 2026年8月時点の僕の認識 | |
|---|---|---|
| ヤフーショッピング | 0円出店を打ち出して出店数が急増していた | 出店審査が厳しくなったという話を聞く |
| BASEなどのカート系 | アプリ経由でもそこそこ売れた | 当時と同じ売れ方をするかは分からない |
| 楽天市場 | スタンダード5万円・前払いで高かった | がんばれ!プランで月25,000円から |
要するに、各モールが出店者を「集める」フェーズは終わっていて、「質を担保する」フェーズに入っている、というのが僕の見立てです。だから「まず無料のモールで実績を作る」という作戦も、昔より一手間かかるようになったと思ってください。
販路を増やすこと自体が目的ではありません
念のため書いておくと、僕は「たくさんのモールに出しましょう」と言っているわけではありません。僕自身がいま出しているのは楽天市場とヤフーショッピングの2つだけです。
AmazonやQoo10は出していないので、そこについては語れません。過去に販路を広げようとしたこともありますが、管理コストは3倍になるのに、売上は3倍にはならないという結論になって、2つに絞りました。
逆に、いまは出店をすすめたくないケース
応援したい気持ちはあるのですが、正直に「いまじゃないかもしれない」と思うケースもあります。5つ書きます。
- 生活費を削って出店料を払おうとしている——判断が歪みます。関門③の話です
- 限界利益率が10%台の商品しか持っていない——固定費に食われて、打ち手が打てません
- 仕入れ先が1つしかない——止まったときに店ごと止まります
- 「楽天に出せば楽天が売ってくれる」と思っている——集客は出したあとの仕事です
- 3ヶ月で結果が出ないと続けられない——立ち上がりには時間がかかります
4つめについて少しだけ補足します。楽天は確かに人が集まっている市場ですが、集まった人にクリックしてもらうのは自分の商品ページの仕事です。出店しただけで売れる場所ではありません。ここは期待値を正しく持っておいてください。
出店していいと判断したら、次にやること
3つの関門をクリアできたなら、次は準備です。順番としては、この3つを先に片づけておくと後がラクになります。
- 開業届を出す——出店申込に必要になります。これはマストです
- クレジットカードを作る——会社員をやめる前・個人事業主になる前に作っておくほうが通りやすいです
- 仕入れ先を確保する——実際に売る商品の仕入れ先に加えて、審査で実績を示すための国内の仕入れ先もあると安心です
仕入れ先について。僕はいま中国輸入を軸にしていて、買付代行はラクマートさんを使っています。審査に出す書類の話とあわせて、下の記事で仕入れの流れをまとめています。
ラクマートを使ってみたい方へ
※こちらはラクマートの紹介リンクです。登録があると僕に紹介料が入ります。もし登録する機会があれば、僕のリンクから登録していただけると嬉しいです。
- 登録は無料・月額もかからない
固定費ゼロの従量制。買った分だけ手数料を払う仕組みです - ネットショッピングの感覚で使える
楽天市場で買い物する感覚でリサーチ&仕入れができます - このリンク経由なら、買付手数料が30日間無料
ラクマートさんのご厚意で、自動的に適用されます
※間違えて公式サイトで登録した場合、30日間無料の対象とはなりませんのでご注意ください。
そして、出店申込から開店までの具体的な手順・必要書類・審査で見られるものは、僕が実際に通ったときの記録を全部この記事に置いています。
よくある質問
Q1. 月商30万円が目標でも、出店できますか?
できます。審査に「売上目標」の下限はありません。ただし限界利益率20%だとすると、営業利益は月3.5万円ほど。割に合うかどうかは、この記事の計算式で確かめてみてください。
Q2. 会社員の副業でも出店できますか?
開業届を出して個人事業主になれば、申込み自体は可能です。勤務先の副業規定はご自身で確認してください。なお日中に電話対応ができなくても、メール中心で運営している店舗は普通にあります。
Q3. 最初からスタンダードプランのほうが得ではないですか?
楽天の公式サイトでは「月商が約178万円を超えるとスタンダードプランが一番お得」と案内されています(2026年8月時点)。それ以下ならがんばれ!プランのほうが安く済みます。プランは契約更新のタイミングで変更できるので、最初の1年はがんばれ!で始めるのが無難だと思います。
Q4. メルカリやBASEで売れていれば、楽天でも売れますか?
保証はありません。客層も、比べられる相手も違うからです。ただし「その商品にお金を払う人が実在する」ことの証明にはなりますし、販売実績として審査の材料にもなります。無駄にはなりません。
Q5. 出店料はいつから発生しますか?
契約してRMSアカウントが発行された日(利用開始日)が課金開始日になります。つまり店をオープンする前から、出店料は発生します。店舗構築に時間がかかるほど、売上ゼロで払う月が増えるということです。
Q6. 何ヶ月で黒字になりますか?
分かりません、というのが正直な答えです。僕は他モールの実績を持ち込んだので初月から売れましたが、ゼロからならもっとかかります。最初の3ヶ月は赤字でも耐えられる資金を持って始めてください。
Q7. 楽天とヤフーショッピング、どちらから始めるべきですか?
固定費だけで比べるなら、初期費用のかからないほうから試すのが安全です。僕自身も先にヤフーショッピングで売ってから楽天に出しました。
ただし2026年のいまは、ヤフーショッピング側の出店審査も厳しくなったという話を聞きます。また、どちらのモールも「出せば売れる」ということはありません。固定費が軽いほうで先にジャンルを検証する、という目的で選ぶのが現実的だと思います。
Q8. 商品は何点くらい用意すればいいですか?
正解の点数は、僕も持っていません。ただ「多ければ売れる」ではないことだけは確かです。
選択肢が多すぎると、お客さんは選べなくなって買わずに帰ります。出店直後は点数を並べることより、1つの商品ページをちゃんと作り込むほうが効きます。がんばれ!プランは10,000商品まで登録できますが、その枠を埋めることが目的にならないよう気をつけてください。
さいごに
今回は「楽天市場に出店していい基準」を、実額で計算しながら書いてきました。最後にもう一度だけ、3つの関門を置いておきます。
- 関門① 限界利益率20%を超えられる商品を持っているか
- 関門② 赤字の月を、半年ぶん耐えられるお金があるか
- 関門③ 年30万円を、返ってこなくてもいい授業料にできるか
この3つに答えを出すのは、僕ではなく、この記事を読んでくれているあなた自身です。この記事でやりたかったのは、判断を代わりにすることではなく、判断するための電卓を渡すことでした。
そして計算した結果「やってみよう」と思えたなら、僕はその挑戦を全力で応援します。年30万円で人生を試せる場所は、そんなにたくさんありません。
もし出店すると決めたなら、出店準備から月商200万円までの「お店づくりと販売」の全手順をまとめた教科書があります。僕が8年かけて積み上げたものを詰め込んだので、もし参考にしていただけるのであれば嬉しいです。
0から始める楽天市場の教科書はこちら楽天出店を考え始めた方へ
無料のメール講座「楽天出店21ステップ勉強会」をやっています。
毎日1通・21日間のメール講座です。
- 読むのは、1通2〜3分
- 専用シートに1日1マス埋めると、21日後に「あなたの店の設計図」が完成
(誰に・何を・いくらで・どれだけの資金と時間で売るか) - 登録した瞬間に、道具が4つ届きます
(設計図シート/関税計算テンプレ/利益率シミュレーター/集客診断シート) - 「簡単に稼げます」系の話はしません。
出店するかどうかを、自分の数字で決められるようになるための講座です
※メールを待たずに、今すぐ全手順を知りたい方には、有料の「0から始める楽天市場の教科書」もあります。
0から始める楽天市場の教科書はこちらこの記事を書いた人

ラクマート認定講師:TAKAHIRO
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
- 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
- 紹介したラクマート利用者は1,400人以上。中国の工場・船便倉庫と1688本社も現地視察ずみ







5つとも「今は」の話です。埋まったらまた検討すればいいだけで、出店できない人という意味ではまったくありません。