皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
CSV一括編集は作業時間を大きく縮めてくれる機能ですが、その分だけ事故ったときの範囲も広いです。1商品ぶんのミスでは終わらず、上げた件数ぶんが一気に書き換わります。
この記事では、CSV一括編集で起きやすい間違いを事故の型ごとに整理します。どれも「知っていれば踏まない」タイプのものばかりです。
この記事でわかること
- 事故の多くは商品管理番号で起きる
- 空欄で上げるのと列ごと消すのは意味が違う
- レベル行は3つの組み合わせ以外すべてエラー
- 2列セットで書かないと効かない設定がある
- SKU管理番号を変えると注文確定が保留される
CSV一括編集そのものの仕組みは、「楽天のCSV一括編集の使い方」の記事のほうで整理しています。レベル行という言葉に馴染みがなければ、先にそちらからどうぞ。
事故の多くは、商品管理番号で起きる
normal-item.csv は、商品管理番号を頼りに「更新なのか、新規登録なのか」を決めています。
つまりこの番号を間違えると、別の商品が書き換わります。しかも直したかった商品は、そのまま残ります。

やっかいなのは、エラーが出ないことです。その番号の商品が実在すれば、システムから見れば正しい更新でしかありません。
この番号は、そのまま商品URLになる
もうひとつ知っておきたいのが、商品管理番号は商品ページのURLになるということです。店舗IDのうしろに、この番号がそのまま入ります。
そして商品管理番号は、登録したあとに変更できません。打ち間違えた番号で登録してしまった場合、直す手段はありません。
できるのは別の番号で作り直すことだけです。ただし作り直すとURLが変わるので、楽天から見ればまったく別の商品ページになります。
- それまでのレビューが引き継がれない
- 検索順位の積み上げがゼロに戻る
- SNSや外部に貼ったリンクが切れる
売れている商品ほど、作り直しの代償が大きくなります。つまり商品管理番号は、実質やり直しがきかない項目です。登録の一番最初に、命名ルールを決めておいてください。
番号に使える文字は決まっている
商品管理番号に使えるのは半角の数字・小文字アルファベット・ハイフン・アンダースコアだけです。
- 全角や大文字は自動的に半角小文字に変換される
- 1文字だけの番号は登録できない
- ほかの商品と重複はできない
Excelで扱っていると、先頭のゼロが勝手に消えることがあります。「0351019」が「351019」になっていた、というのはよくある取り違えの原因です。
「空欄で上げる」と「列ごと消す」は別物
これは初見でほぼ全員が引っかかります。
CSVをダウンロードすると、当然ながら全部の列が入っています。そこから価格だけ直して、ほかの列は空欄のまま上げてしまう。これが事故になります。

項目によっては「空欄で更新すると既存の設定を解除」と決まっています。キャッチコピー、販売期間、ポイント変倍、商品番号あたりが代表例です。
つまり、価格だけ直したつもりが、キャッチコピーが全商品から消えるということが起こります。
ダウンロードのときに、項目を絞っておく
CSVをダウンロードするときは、項目を選んで落とせます。価格関連、在庫関連、ポイント変倍関連、販売関連といったまとまりで選べるので、価格改定なら価格関連だけを落とす。
全項目で落として手作業で列を消すより、最初から少ない列で落とすほうが早くて安全です。
落とす時点で絞る。これだけで事故はかなり減ります
レベル行の書き間違い
normal-item.csv の行は、3つの列の埋まり方でレベルが判定されます。商品管理番号、選択肢タイプ、SKU管理番号の3つです。

この3パターン以外の組み合わせは、すべてエラーになります。行の種類を宣言する列はないので、こちらの意図とシステムの判定がズレると、そのままエラーとして返ってきます。
レベルの違う項目を混ぜてしまう
もうひとつ多いのが、項目を書く場所を間違えるパターンです。
- 価格や在庫(SKUレベルの項目)を商品レベル行に書く
- 商品名や商品説明文(商品レベルの項目)をSKUレベル行に書く
- 在庫を持たない商品オプション行に在庫数を書く
ダウンロードしたファイルを見ながら作れば、まず間違えません。サンプルファイルから作ろうとすると、ここでつまずきます。
並べ替えたあとに、そのまま上げる
同じ商品管理番号の行は、間に別の商品を挟まずひとかたまりで並べる必要があります。
Excelで価格順に並べ替えて、そのままアップロード。これをやると商品の行がバラバラになります。並べ替えたら商品管理番号で並べ直す。癖にしてください。
1つの設定が、2列以上に分かれている
CSVの項目は、1設定=1列とは限りません。2列、3列がセットになって、はじめて1つの設定になるものがあります。

たとえば画像。画像を差し替えるには、画像の保管場所を示す「タイプ」と、実際の場所を示す「パス」の両方が必要です。パスだけ書いても効きません。
画像を入れたのに、表示されない
パスもタイプも正しいのに画像が出ない場合は、画像そのものを疑ってください。
- 1枚あたり2メガバイト以上のファイル
- 縦横の比率が1対280を超えるファイル
これらは楽天が用意している代替画像に置き換わります。商品ページにもサーチ結果にも、その画像は出てきません。
エラーは出ていないのに、思ったとおりにならない
ここからは静かに外れるタイプです。エラーログには何も出ないのに、結果が違う。
商品ページごと消えてしまう
倉庫指定は、商品レベルとSKUレベルの両方にあります。この組み合わせによって、商品ページが表示されなくなります。

CSVで一括して倉庫に入れたあと、「なぜかページが404になっている」というのはこれです。全SKUが倉庫になると、商品自体が販売中でもページは出ません。
ジャンルIDが更新できない商品がある
楽天側でジャンルIDを補正された商品は、店舗側からジャンルIDを更新できません。
こういう商品を更新するときは、ジャンルIDの列を省略したファイルで上げます。古いジャンルIDが入ったままのCSVを上げると、そこでエラーになります。
期間中は更新を受け付けない設定がある
ポイント変倍は、期間が始まってから終わるまで更新できません。変更したい場合は、開始前か終了後にやることになります。
新規で設定する場合も、開始日時の2時間前までに登録が必要です。イベント当日の朝に慌てて設定、というのは間に合わないことがあります。
CSVでは変えられない項目もある
バリエーションの並び順は、CSVからは変更できません。商品個別編集の画面からになります。
申し込んでいないオプション機能の列も同じです。未申し込みの状態でその列に値を入れるとエラーになります。
SKU管理番号は、変えない前提で設計する
最後に、いちばん重い話を。
SKU管理番号を変更すると、変更前の番号に紐づいていた購入申込の注文確定が保留されます。
つまり、まだ確定していない注文が止まります。在庫の整理をしようとしてSKU管理番号を振り直した結果、進行中の注文に影響が出る、という順番です。
だから最初の命名が効いてくる
SKU管理番号は、あとから直すことを前提にしないほうがいいです。つまり、最初に付けるときにルールを決めておく。
- 商品管理番号+色+サイズのように機械的に決まる形
- 自社の在庫管理システムの番号と揃えておく
- 「1」「2」のような意味を持たない連番は避ける
SKUの設計そのものについては、「楽天のSKUと項目選択肢の違い」の記事でも書いています。
さいごに
CSVの事故は、ほとんどが確認の順番で防げます。
毎回これだけやる
- 触る前のファイルをバックアップとして残す
- ダウンロードの時点で項目を絞る
- まず1商品だけ上げて、商品ページを目で見る
- 問題がなければ件数を増やす
慣れてくると、この4ステップを飛ばしたくなります。でも飛ばした日にかぎって、全商品の価格が10分の1になったりします。数分で終わる手順なので、残しておいて損はないです。
楽天で儲からないと感じている理由については、こちらの記事でも書いています。
CSVそのものの使い方と、事故のもとになりやすい設計の話はこちらです。
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この記事を書いた人

ラクマート認定講師:TAKAHIRO
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
- 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
- 紹介したラクマート利用者は1,400人以上。中国の工場・船便倉庫と1688本社も現地視察ずみ
ふだんは、こんな発信をしています
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