「楽天のあす楽ってどう設定するんだろう」と調べている方へ、先に結論から書きます。
あす楽は、もうありません。
廃止されて、最強翌日配送という仕組みに置き換わっています。
この記事では、いつどう切り替わったのか、そして古い情報をどう見分ければいいのかを整理します。
あす楽はもう無い
あす楽は、注文の翌日に届けることを約束する仕組みでした。
店が申し込んで、審査を通って、対象の商品に設定する。そういう形で使うものです。
それが2024年に役目を終えました。
今は最強翌日配送になっている
代わりに動いているのが最強翌日配送です。
名前も中身も変わっていますが、翌日に届けることを示すという役割は同じです。
うちの店も対象になっていますが、RSLに預けている商品だけです。
だから「あす楽をやっていますか」という質問自体が、今は成り立たなくなっています。
検索すると、あす楽の設定方法を説明したページがまだたくさん出てきます。書かれた時期が古いだけで、内容がまちがっていたわけではありません。ただ、今から同じ手順を探しても見つからないはずです。
いつ切り替わったのか
切り替わりは、ある日いきなり起きたわけではありません。

1年半ほどかけて、順番に進んでいます。
廃止の予告から始まった
2023年の後半には、あす楽配送設定が廃止されるという話が出ていました。
「いつ廃止されるのか」「廃止後はどう翌日指定を受ければいいのか」。そういう質問が案内に載るようになった時期です。
翌2024年の3月には、廃止にあわせて説明の修正が入りはじめます。
この時期は、納期設定のガイドラインまわりも動いていました。例外商品タグの審査が始まったのも同じころです。
配送の約束をどう表示するか。楽天がそこを作り直していた時期だったということになります。
2024年7月に入れ替わった
2024年7月1日、最強配送がリリースされました。
同じ月に、あす楽の廃止にともなうページの修正が順次おこなわれています。
つまり入れ替わりでした。
その後、2024年11月20日に名前が最強翌日配送へ変わっています。
最強配送という名前で書かれている情報も、この時期より前のものだということになります。
何が変わったのか
名前が変わっただけではありません。
仕組みの考え方そのものが変わっています。

いちばん大きいのは、申し込んで使うものではなくなったことです。
申し込む仕組みから、条件で決まる仕組みへ
あす楽のときは、利用を申し込んで審査を受ける形でした。
通れば設定できるようになる、という順番です。
最強翌日配送は、商品ごとの条件を満たしているかどうかで決まります。
申し込む窓口があるわけではありません。
だから「申し込みはどこからですか」という探し方をすると、行き止まりになります。
お客様の側の操作も無くなった
もう1つ、買う側の変化もあります。
あす楽のときは、注文するときにあす楽希望を選ぶ形がありました。
今はその項目自体がありません。
条件を満たしている商品には、はじめからラベルが出ている。
お客様が何かを選ぶのではなく、表示されているものを見て選ぶ形に変わったということです。
まだ名前が残っているところ
ややこしいのが、あす楽という言葉が完全には消えていないことです。

サービスは終わっていますが、痕跡はいくつか残っています。
受注データと画面の表記
通常購入データのCSVには、あす楽希望フラグという項目が今も含まれています。
また、注文内容を変更する画面の注意書きには、「あす楽注文・最強配送フラグ」という併記の形が残っています。
データの項目を急に消すと、受注管理システム側の連携が壊れてしまいます。
だから項目としては残しつつ、実質的には使われていない、という状態です。
CSVを自分で加工している店だと、この列を条件に使ったままにしているケースがあるかもしれません。
動いていない項目を条件にしていても、エラーは出ないので気づきにくいところです。
広告のルールにも名前がある
広告掲載のガイドラインでも、原稿に「あす楽」「最強配送」に関する表示がないかを見る項目があります。
配送品質に関わる表示は、広告の原稿では慎重に扱われるということです。
言葉が残っているのを見て「まだ使えるのかもしれない」と思いがちですが、今から設定できるものではありません。
古い情報の見分け方
この分野は情報の入れ替わりが速いので、見分け方を持っておくと迷いません。

判断はシンプルで、申し込みや審査の話が出てきたら古いと考えて大丈夫です。
名前で時期が分かる
| 出てくる名前 | だいたいの時期 |
|---|---|
| あす楽 | 2024年前半まで |
| 最強配送 | 2024年7月から11月まで |
| 最強翌日配送 | 2024年11月20日以降 |
名前だけで、いつ書かれた情報なのかがほぼ分かります。
楽天は仕組みの入れ替えが多いので、この見分け方は他の機能を調べるときにも使えます。
検索で出てきたページをどう扱うか
古い記事が悪いわけではありません。
ただ、手順をそのまま真似しても再現できないことが起きます。
画面を開いて同じ項目が見つからなかったら、自分の探し方ではなく情報のほうが古い可能性を先に疑ってください。
楽天の管理画面は、無くなった機能をきれいに消していく傾向があります。
画面のどこかに古い名前が残っていても、それは移行の途中でそのままになっているだけ、と考えて大丈夫です。
検索して出てきた解説が「あす楽の申し込みは審査があります」と書いていたら、それは2024年より前の話です。
当時のあす楽は申し込みと審査が必要で、通ったら検索結果にアイコンが出る、という仕組みでした。今の最強翌日配送は、条件を満たしているかどうかを楽天側が判定する形なので、申し込むという行為自体がありません。
もうひとつ、日付が書かれていない記事も要注意です。
内容が正しいかどうかより先に、いつの話なのかが分からないこと自体が困ります。
これから翌日配送を狙うなら
では、今から翌日届けられる店にしたい場合はどうするか。
あす楽のように申し込んで始めるものではないので、考え方が変わります。
体制と設定の両方をそろえる
必要になるのは、翌日に出せる出荷の体制と、商品ごとの納期の設定です。
土日を休みにしている店だと、そもそも翌日に届く形になりません。
人を入れて土日も出せるようにしている店の話も聞きますが、それを続けるのはかなり大変です。
うちの場合は、RSLに預けることでこの部分を引き受けてもらっています。
倉庫が出してくれるので、店として休んでいても出荷は止まりません。
では、自社発送で取りにいく場合は何をそろえるのか。
店の側で見られるのは、この4つです。
| 見られるもの | 基準 |
|---|---|
| 納期遵守率 | 96%以上 |
| 6日以内お届け件数比率 | 80%以上 |
| 出荷件数 | 月100件以上 |
| 共通の送料込みライン | 導入していること |
この4つは月に1回、前月の実績で判定されます。
そのうえで商品ごとに、休業・対応時間の設定、通常注文締め切り時間、出荷リードタイム、配送リードタイム、配送日時指定の表示、商品への紐づけ。この6つの設定を入れて、はじめて日付が出ます。
発送業務を休めるのは、年末年始(12/31〜1/3)と月1回まで。
土日を休みにしている店だと、この枠では足りません。
数値の中身と、RMSのどこに何を入れるのかは、こちらの記事で詳しく解説しています。
取れば売れる、という話ではない
ただし、ラベルが付いたから検索順位が上がった、という実感はありません。
楽天としては配送品質が評価に関わると説明していますが、自分の店で効果として感じ取れたことはないというのが正直なところです。
それでも、明日届くと書いてあるページは、見た人が買うかどうかに効きます。
順位のためではなく、選ばれるために取っておく。そのくらいの位置づけで見ています。
ラベルの認定基準そのものと、例外商品タグの扱いはこちらです。
さいごに
あす楽は2024年に廃止され、最強翌日配送に置き換わりました。
申し込んで使う仕組みから、商品ごとの条件で決まる仕組みへ変わっています。
だから今から探すべきは、あす楽の申し込み方法ではありません。
翌日に出せる体制と、商品ごとの納期の設定です。
もし調べていて「あす楽」という言葉が出てきたら、その情報は2024年前半までのものだと思ってください。
それだけ分かっていれば、遠回りせずに済みます。
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この記事を書いた人

ラクマート認定講師:TAKAHIRO
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
- 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
- 紹介したラクマート利用者は1,400人以上。中国の工場・船便倉庫と1688本社も現地視察ずみ
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