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楽天の出店プランは3つ|料率まで変わる仕組みと、乗り換える分岐点は月170万円

49.楽天の出店プランは3つ|料率まで変わる仕組みと、乗り換える分岐点は月170万円

この記事を書いた人:TAKAHIRO|楽天市場出店8年目・年商6,000万円|ラクマート史上初の認定講師7人の1人

皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!

楽天の出店プランは、がんばれ!プラン・スタンダードプラン・メガショッププランの3つです。

よく「どれを選べばいいですか」と聞かれるのですが、この質問には月額の出店料だけを見ても答えが出ません。プランによってシステム利用料の料率まで変わるからです。

この記事では、3つのプランの違いと、どこで乗り換えると得になるのかを、実際に計算しながら整理します。

この記事でわかること

  • 出店プランは3つ。それぞれ契約期間は1年
  • プランで変わるのは出店料だけでなくシステム利用料の料率
  • 基準売上高が170万円あたりで、がんばれ!とスタンダードが並ぶ
  • メガショッププランに変えてもシステム利用料は下がらない

金額はすべて税別、2026年8月時点のものです。

出店プランは3つある

まず一覧です。

がんばれ!スタンダードメガショップ
月額出店料25,000円65,000円130,000円
契約期間1年1年1年
登録商品数10,000商品50,000商品無制限(初期値20万)
画像容量1.5GB100GB無制限(初期値100GB)
フォルダ数5003,0003,000(初期値)
楽天の3つの出店プランの月額出店料

出店料の払い方も、プランによって違います。

プラン出店料の払い方
がんばれ!契約開始時は1年分をまとめて。2年目以降は半年ごとの2回分割
スタンダード半年ごとの2回分割
メガショップ半年ごとの2回分割

ここは見落としやすいところです。がんばれ!プランは月額25,000円ですが、最初の請求は1年分です。税別で300,000円が、出店してすぐに動きます。

しかも初回の出店料は相殺の対象外です。売上から差し引いてもらう形にはならず、先に自分で払うことになります。出店準備の資金には、ここを入れておいてください。

相殺の仕組みについては、「楽天の相殺とは何か」で詳しく書いています。

変わるのは出店料だけではない

プラン選びで一番大事なのはここです。

出店プランが変わると、システム利用料の料率も変わります。毎月の売上に対してかかる費用なので、出店料の差より大きく効いてくることがあります。

がんばれ!プランの料率

がんばれ!プランは、月間の基準売上高を5段に区切った階段になっています。

がんばれ!プランのシステム利用料の階段
月間の基準売上高料率
50万円以下の部分6.5%
50万円超100万円以下の部分6.0%
100万円超500万円以下の部分5.5%
500万円超1,000万円以下の部分4.5%
1,000万円超の部分3.5%

全体に一つの料率がかかるのではありません。帯ごとに区切って、それぞれの料率をかけて足します。所得税の累進課税と同じ考え方です。

たとえば基準売上高が120万円なら、50万円×6.5%+50万円×6.0%+20万円×5.5%で73,500円になります。

スタンダードプランとメガショッププランの料率

この2つは同じ料率表を使います。そして、がんばれ!プランと違って平均バスケット単価によっても料率が変わります

平均単価7千円以下の場合は、こうなります。

月間の基準売上高料率
100万円までの部分4.0%
200万円までの部分3.0%
300万円までの部分3.0%
500万円までの部分2.8%
1,000万円までの部分2.8%
3,000万円までの部分2.6%
3,000万円を超える部分2.4%

平均バスケット単価が上がると、料率はさらに下がります。ここでは平均単価7千円以下の場合だけを載せています。

平均バスケット単価は、月間の通常商品売上高を、通常商品の販売件数で割った金額です。1商品の値段ではなく、1回の注文でいくら買われたかの平均です。

モバイルは0.5ポイント高い

どのプランにも共通しますが、スマートフォン・タブレット・アプリからの購入は、料率が0.5ポイント高くなります。請求品目も「システム利用料_PC」と「システム利用料_モバイル」に分かれます。

今の楽天市場は、購入の多くがモバイル経由です。見積もりを作るときはモバイル側の料率で計算しておくほうが、実際とのズレが小さくなります。

システム利用料そのものの計算方法は、こちらで分解しています。

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どこで乗り換えるか

では、がんばれ!プランとスタンダードプランは、どこで入れ替わるのか。実際に計算します。

条件は平均単価7千円以下・通常商品のみとします。

基準売上高がんばれ!の合計スタンダードの合計安いほう
100万円87,500円105,000円がんばれ!
150万円115,000円120,000円がんばれ!
170万円126,000円126,000円同じ
200万円142,500円135,000円スタンダード
300万円197,500円165,000円スタンダード

合計は「出店料+システム利用料」です。

基準売上高170万円で2つのプランの合計費用が並ぶ

分岐点は基準売上高170万円。ここでちょうど並びます。

内訳を書いておきます。

170万円のときがんばれ!スタンダード
出店料25,000円65,000円
システム利用料101,000円61,000円
合計126,000円126,000円

がんばれ!プランは出店料が40,000円安いかわりに、システム利用料が40,000円高い。ちょうど打ち消し合う地点が170万円ということです。

モバイル経由の売上を混ぜても、分岐点は動きません。モバイルの0.5ポイントは、どちらのプランにも同じだけ乗るからです。両方に同じ額が足されるだけなので、差は変わりません。

平均単価が7千円を超えると、スタンダードプランの料率だけが下がります。がんばれ!プランの料率は単価では変わりません。つまり平均単価が高い店ほど、分岐点は手前に来ます

乗り換えを考える目安

  1. 基準売上高が月170万円を安定して超えてきたら計算し直す
  2. 平均単価が高い店はもっと手前で逆転する
  3. 1か月だけ超えたでは判断しない。契約は1年単位

システム利用料の仕組みそのものについては、「楽天のシステム利用料は何%か」で詳しく書いています。

メガショップに変える意味

ここは、はっきりさせておきたいところです。

スタンダードプランとメガショッププランは、システム利用料の料率が同じです。同じ表を使います。

つまり、メガショッププランに変えてもシステム利用料は1円も下がりません。出店料だけが月65,000円増えます。

プランごとの登録できる商品数

増えるのは、登録できる商品数と画像の容量です。

スタンダードメガショップ
月額出店料65,000円130,000円
システム利用料の料率同じ同じ
登録商品数50,000商品無制限(初期値20万)
画像容量100GB無制限(初期値100GB)

メガショッププランは売上が増えたから上げるプランではありません商品数か画像容量が足りなくなったときに上げるプランです。ここを混同すると、月65,000円を理由なく払うことになります。

商品数が5万を超える前に、まず本当にその点数が必要かを考えたほうがいいと思っています。売れていない商品を登録し続けているだけなら、プランを上げるより整理するほうが先です。

画像容量だけが足りないのであれば、R-Cabinetの容量追加オプションという手もあります。こちらは月5,500円か11,000円(税込)です。オプション費用については「楽天のオプション費用まとめ」で書いています。

出店料はいつ請求されるか

出店料の請求は、他の費用と締めのタイミングが違います。

初回2回目以降
締日アカウントオープン日契約更新月の当月10営業日頃
請求計算書翌営業日締日と同じ頃
精算書翌営業日(相殺対象外)請求計算書発行月の翌月20日頃
支払期限アカウントオープン日から20日以内精算書発行月の月末

初回だけは翌営業日に請求が立って、20日以内に支払いです。売上がまだ1円もない段階で発生します。

精算日より前にショップをオープンしたい場合は、ショップオープン審査を出す時点で支払いが必要になります。早く開けたいなら、先に払うということです。

2回目以降は自動更新です。更新月の10営業日頃に請求が立ち、他の費用と一緒に相殺されて精算されます。

契約は1年です。途中でやめても、契約期間の分は発生します。月額表示に引きずられて「合わなければ来月やめればいい」と考えないでください。

プラン変更のルール

プラン変更には期限があります。

プラン変更の申請期限

  • 更新日(課金開始日)の15日前まで
  • これを過ぎると次の更新まで変えられない
  • 契約期間は1年なので、見送ると1年後

ここが実務では一番きついところです。売上が伸びてスタンダードに変えたほうが安いと気づいても、期限を過ぎていたら1年待つことになります。

更新日は自分の契約開始日で決まります。毎年、更新日の1か月前あたりに直近3か月の基準売上高で計算し直す。これをルーティンにしておくと取りこぼしません。

逆に言えば、年に1回しか判断のチャンスがないということです。普段から月次で費用をまとめておかないと、その1回で正しい判断ができません。

最初にどれを選ぶか

これから出店する人向けに、僕の考えを書いておきます。

最初はがんばれ!プランでいいと思っています。

理由は単純で、出店直後に基準売上高170万円を超える店はほとんどないからです。商品を登録して、ページを作って、広告を回して。そこまでやって初めて売上が立ちます。

出店料の差は月40,000円です。年に直すと480,000円。立ち上がりの時期にこの差は重いです。

ただし、がんばれ!プランは登録商品数が10,000、画像容量が1.5GBです。商品点数が多いビジネスモデルなら、最初から足りません。

プランの選び方

  1. 出店直後で商品点数が1万以下ならがんばれ!
  2. 基準売上高が月170万円を安定して超えたらスタンダードを計算
  3. 商品数か画像容量が足りなくなったらメガショップ
  4. 売上が増えたからメガ、は意味がない

もうひとつ。プランを上げるかどうかを考えるときは、出店料とシステム利用料をセットで計算してください。どちらか片方だけを見ると、必ず判断を間違えます。

さいごに

この記事のまとめ

  • 出店プランは3つ。契約期間はどれも1年
  • プランでシステム利用料の料率も変わる
  • がんばれ!とスタンダードは基準売上高170万円で並ぶ
  • モバイル分を足しても分岐点は動かない
  • メガショップは商品数と容量のためのプラン。料率は下がらない
  • プラン変更は更新日の15日前まで。逃すと1年後

プラン選びは、出店してから何度も見直すものではありません。契約が1年単位なので、判断できるのは年に1回です。

だからこそ、月次で自分の基準売上高と平均単価を見ておく必要があります。更新日の直前に慌てて計算しても、直近の数字がなければ判断のしようがありません。

数字さえ手元にあれば、計算そのものは5分で終わります。この記事の表に自分の売上を当てはめるだけです。

請求書に並ぶ費用の全体像は、品目ごとにこちらで説明しています。

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この記事を書いた人

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ラクマート認定講師:TAKAHIRO

  • 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
  • 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
  • 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
  • 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
  • 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
  • 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
  • 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
  • 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
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自宅で妻と2人ネットショップを経営8年目 ・27歳まで社畜 ・現在の年商6000万 ・受賞歴:楽天市場月間優良ショップ ・通算売上4億円突破 ・好きなもの:ゼルダの伝説、ドラクエ、NBA

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