皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
楽天の出店プランは、がんばれ!プラン・スタンダードプラン・メガショッププランの3つです。
よく「どれを選べばいいですか」と聞かれるのですが、この質問には月額の出店料だけを見ても答えが出ません。プランによってシステム利用料の料率まで変わるからです。
この記事では、3つのプランの違いと、どこで乗り換えると得になるのかを、実際に計算しながら整理します。
この記事でわかること
- 出店プランは3つ。それぞれ契約期間は1年
- プランで変わるのは出店料だけでなくシステム利用料の料率
- 基準売上高が170万円あたりで、がんばれ!とスタンダードが並ぶ
- メガショッププランに変えてもシステム利用料は下がらない
金額はすべて税別、2026年8月時点のものです。
出店プランは3つある
まず一覧です。
| がんばれ! | スタンダード | メガショップ | |
|---|---|---|---|
| 月額出店料 | 25,000円 | 65,000円 | 130,000円 |
| 契約期間 | 1年 | 1年 | 1年 |
| 登録商品数 | 10,000商品 | 50,000商品 | 無制限(初期値20万) |
| 画像容量 | 1.5GB | 100GB | 無制限(初期値100GB) |
| フォルダ数 | 500 | 3,000 | 3,000(初期値) |

出店料の払い方も、プランによって違います。
| プラン | 出店料の払い方 |
|---|---|
| がんばれ! | 契約開始時は1年分をまとめて。2年目以降は半年ごとの2回分割 |
| スタンダード | 半年ごとの2回分割 |
| メガショップ | 半年ごとの2回分割 |
ここは見落としやすいところです。がんばれ!プランは月額25,000円ですが、最初の請求は1年分です。税別で300,000円が、出店してすぐに動きます。
相殺の仕組みについては、「楽天の相殺とは何か」で詳しく書いています。
変わるのは出店料だけではない
プラン選びで一番大事なのはここです。
出店プランが変わると、システム利用料の料率も変わります。毎月の売上に対してかかる費用なので、出店料の差より大きく効いてくることがあります。
がんばれ!プランの料率
がんばれ!プランは、月間の基準売上高を5段に区切った階段になっています。

| 月間の基準売上高 | 料率 |
|---|---|
| 50万円以下の部分 | 6.5% |
| 50万円超100万円以下の部分 | 6.0% |
| 100万円超500万円以下の部分 | 5.5% |
| 500万円超1,000万円以下の部分 | 4.5% |
| 1,000万円超の部分 | 3.5% |
全体に一つの料率がかかるのではありません。帯ごとに区切って、それぞれの料率をかけて足します。所得税の累進課税と同じ考え方です。
たとえば基準売上高が120万円なら、50万円×6.5%+50万円×6.0%+20万円×5.5%で73,500円になります。
スタンダードプランとメガショッププランの料率
この2つは同じ料率表を使います。そして、がんばれ!プランと違って平均バスケット単価によっても料率が変わります。
平均単価7千円以下の場合は、こうなります。
| 月間の基準売上高 | 料率 |
|---|---|
| 100万円までの部分 | 4.0% |
| 200万円までの部分 | 3.0% |
| 300万円までの部分 | 3.0% |
| 500万円までの部分 | 2.8% |
| 1,000万円までの部分 | 2.8% |
| 3,000万円までの部分 | 2.6% |
| 3,000万円を超える部分 | 2.4% |
平均バスケット単価は、月間の通常商品売上高を、通常商品の販売件数で割った金額です。1商品の値段ではなく、1回の注文でいくら買われたかの平均です。
モバイルは0.5ポイント高い
どのプランにも共通しますが、スマートフォン・タブレット・アプリからの購入は、料率が0.5ポイント高くなります。請求品目も「システム利用料_PC」と「システム利用料_モバイル」に分かれます。
今の楽天市場は、購入の多くがモバイル経由です。見積もりを作るときはモバイル側の料率で計算しておくほうが、実際とのズレが小さくなります。
システム利用料そのものの計算方法は、こちらで分解しています。
どこで乗り換えるか
では、がんばれ!プランとスタンダードプランは、どこで入れ替わるのか。実際に計算します。
条件は平均単価7千円以下・通常商品のみとします。
| 基準売上高 | がんばれ!の合計 | スタンダードの合計 | 安いほう |
|---|---|---|---|
| 100万円 | 87,500円 | 105,000円 | がんばれ! |
| 150万円 | 115,000円 | 120,000円 | がんばれ! |
| 170万円 | 126,000円 | 126,000円 | 同じ |
| 200万円 | 142,500円 | 135,000円 | スタンダード |
| 300万円 | 197,500円 | 165,000円 | スタンダード |
合計は「出店料+システム利用料」です。

分岐点は基準売上高170万円。ここでちょうど並びます。
内訳を書いておきます。
| 170万円のとき | がんばれ! | スタンダード |
|---|---|---|
| 出店料 | 25,000円 | 65,000円 |
| システム利用料 | 101,000円 | 61,000円 |
| 合計 | 126,000円 | 126,000円 |
がんばれ!プランは出店料が40,000円安いかわりに、システム利用料が40,000円高い。ちょうど打ち消し合う地点が170万円ということです。
平均単価が7千円を超えると、スタンダードプランの料率だけが下がります。がんばれ!プランの料率は単価では変わりません。つまり平均単価が高い店ほど、分岐点は手前に来ます。
乗り換えを考える目安
- 基準売上高が月170万円を安定して超えてきたら計算し直す
- 平均単価が高い店はもっと手前で逆転する
- 1か月だけ超えたでは判断しない。契約は1年単位
システム利用料の仕組みそのものについては、「楽天のシステム利用料は何%か」で詳しく書いています。
メガショップに変える意味
ここは、はっきりさせておきたいところです。
スタンダードプランとメガショッププランは、システム利用料の料率が同じです。同じ表を使います。
つまり、メガショッププランに変えてもシステム利用料は1円も下がりません。出店料だけが月65,000円増えます。

増えるのは、登録できる商品数と画像の容量です。
| スタンダード | メガショップ | |
|---|---|---|
| 月額出店料 | 65,000円 | 130,000円 |
| システム利用料の料率 | 同じ | 同じ |
| 登録商品数 | 50,000商品 | 無制限(初期値20万) |
| 画像容量 | 100GB | 無制限(初期値100GB) |
商品数が5万を超える前に、まず本当にその点数が必要かを考えたほうがいいと思っています。売れていない商品を登録し続けているだけなら、プランを上げるより整理するほうが先です。
画像容量だけが足りないのであれば、R-Cabinetの容量追加オプションという手もあります。こちらは月5,500円か11,000円(税込)です。オプション費用については「楽天のオプション費用まとめ」で書いています。
出店料はいつ請求されるか
出店料の請求は、他の費用と締めのタイミングが違います。
| 初回 | 2回目以降 | |
|---|---|---|
| 締日 | アカウントオープン日 | 契約更新月の当月10営業日頃 |
| 請求計算書 | 翌営業日 | 締日と同じ頃 |
| 精算書 | 翌営業日(相殺対象外) | 請求計算書発行月の翌月20日頃 |
| 支払期限 | アカウントオープン日から20日以内 | 精算書発行月の月末 |
初回だけは翌営業日に請求が立って、20日以内に支払いです。売上がまだ1円もない段階で発生します。
2回目以降は自動更新です。更新月の10営業日頃に請求が立ち、他の費用と一緒に相殺されて精算されます。
契約は1年です。途中でやめても、契約期間の分は発生します。月額表示に引きずられて「合わなければ来月やめればいい」と考えないでください。
プラン変更のルール
プラン変更には期限があります。
プラン変更の申請期限
- 更新日(課金開始日)の15日前まで
- これを過ぎると次の更新まで変えられない
- 契約期間は1年なので、見送ると1年後
ここが実務では一番きついところです。売上が伸びてスタンダードに変えたほうが安いと気づいても、期限を過ぎていたら1年待つことになります。
逆に言えば、年に1回しか判断のチャンスがないということです。普段から月次で費用をまとめておかないと、その1回で正しい判断ができません。
最初にどれを選ぶか
これから出店する人向けに、僕の考えを書いておきます。
最初はがんばれ!プランでいいと思っています。
理由は単純で、出店直後に基準売上高170万円を超える店はほとんどないからです。商品を登録して、ページを作って、広告を回して。そこまでやって初めて売上が立ちます。
出店料の差は月40,000円です。年に直すと480,000円。立ち上がりの時期にこの差は重いです。
ただし、がんばれ!プランは登録商品数が10,000、画像容量が1.5GBです。商品点数が多いビジネスモデルなら、最初から足りません。
プランの選び方
- 出店直後で商品点数が1万以下ならがんばれ!
- 基準売上高が月170万円を安定して超えたらスタンダードを計算
- 商品数か画像容量が足りなくなったらメガショップ
- 売上が増えたからメガ、は意味がない
もうひとつ。プランを上げるかどうかを考えるときは、出店料とシステム利用料をセットで計算してください。どちらか片方だけを見ると、必ず判断を間違えます。
さいごに
この記事のまとめ
- 出店プランは3つ。契約期間はどれも1年
- プランでシステム利用料の料率も変わる
- がんばれ!とスタンダードは基準売上高170万円で並ぶ
- モバイル分を足しても分岐点は動かない
- メガショップは商品数と容量のためのプラン。料率は下がらない
- プラン変更は更新日の15日前まで。逃すと1年後
プラン選びは、出店してから何度も見直すものではありません。契約が1年単位なので、判断できるのは年に1回です。
だからこそ、月次で自分の基準売上高と平均単価を見ておく必要があります。更新日の直前に慌てて計算しても、直近の数字がなければ判断のしようがありません。
数字さえ手元にあれば、計算そのものは5分で終わります。この記事の表に自分の売上を当てはめるだけです。
請求書に並ぶ費用の全体像は、品目ごとにこちらで説明しています。
楽天で儲からないと感じている理由については、こちらの記事でも書いています。
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この記事を書いた人

ラクマート認定講師:TAKAHIRO
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
- 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
- 紹介したラクマート利用者は1,400人以上。中国の工場・船便倉庫と1688本社も現地視察ずみ
ふだんは、こんな発信をしています
ここまで読んでいただきありがとうございました。ブログ以外だと、だいたいこのあたりにいます。
- 日々のルーティン動画(YouTube)
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