皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
「副業で物販を始めるなら、メルカリとAmazonと楽天、どこで売るのがいいですか?」——販路選びの質問も、本当によくもらいます。
この記事では、モールを「商品」と「性格」の2つの軸で選ぶ方法を書きます。よくある比較記事と違うのは、手数料の一覧表ではなく、実際に店をやっている側から見た肌感で書くことです。
先に僕の立場を正直に開示しておきます。僕は楽天市場で8年店をやっている現役の店長です(年商6,000万円ほど、累計売上は3億円を超えました)。
Amazonは過去に出店していましたが、今はやっていません。そしてメルカリ(メルカリShops)はやったことがありません。だからこの記事は、楽天は現役の実感、Amazonは経験者の過去形、メルカリは外から見たイメージ——という濃淡があります。やったことがないものを、やったことがあるように書くことはしません。
この記事でわかること
- 3つのモールの立ち位置のシンプルな整理
- 商品で選ぶ軸——定量的商品と定性的商品
- 性格で選ぶ軸——僕がAmazonをやめた理由も含めて
- 併用はアリかどうかの判断基準
まず、3つのモールの立ち位置を整理する

細かい機能比較の前に、一番大きな違いを押さえましょう。誰が誰に売る場所か、です。
| メルカリ | Amazon | 楽天市場 | |
|---|---|---|---|
| 取引の形 | 個人間(CtoC)が中心 | 店と客(BtoC) | 店と客(BtoC) |
| お客さんの感覚 | 「人から買う」(値下げ交渉文化) | 「Amazonで買う」(店の名前をあまり見ない) | 「お店で買う」(店とのやりとりがある) |
| 始めるハードル | 一番低い | 中くらい | 一番高い(出店審査・固定費) |
| 売る側に求められるもの | こまめな個人対応 | 数字の分析と合理化 | 店づくりと接客 |
そしてもうひとつ、僕が一番大事だと思っている構造の違いがあります。モールが売る側に数字をどれだけ開示するかです。
Amazonは数字を全部出すモールです。だからセラー全員がデータを分析して合理化していき、競争がめちゃくちゃ激しくなる。商品も価格も配送もどんどん良くなって、お客さんは嬉しいけれど、売る側はどんどん苦しくなる構造です。
一方の楽天は、数字をあまり出しません。外部の推計ツールもかなりアバウトです。分析で差がつきにくいぶん、経験と型が効く市場になっています。楽天8年の経験知がいまだに武器になるのは、正直この構造のおかげでもあります。
商品で選ぶ|定量的商品のAmazon、定性的商品の楽天

「何を売るか」が決まっている人向けの軸です。ただし最初に言っておくと、これは僕の勝手な肌感です。データで証明された話ではありません。
僕の整理はこうです。定量的商品はAmazon、定性的商品は楽天。
| 定量的商品 | 定性的商品 | |
|---|---|---|
| 選ばれ方 | スペックと価格の比較で決まる | 好み・世界観・雰囲気で決まる |
| 例 | 電池、ケーブル、日用品の定番品など | ファッション、雑貨、ギフトなど |
| 勝負どころ | 数字(価格・配送スピード・レビュー数) | 画像・ページの世界観・接客 |
| 向いてそうなモール | Amazon | 楽天 |
スペックで比較できる商品は、数字の競争が得意なAmazonの土俵に乗ります。一方、ファッションのように「なんか好き」で選ばれる商品は、画像や世界観で魅せられる楽天が向いている——という整理です。
実際、楽天はファッション・アパレルが強いと言われていて、ファッション系の売上はAmazonだと3分の1とか10分の1になる、という話も聞きます(これは伝聞です)。
性格で選ぶ|僕がAmazonをやめた理由

そしてこちらが、比較記事ではあまり見ない、でも僕が一番大事だと思っている軸です。モールには社風みたいなものがあって、性格の合う・合わないがはっきり出ます。
僕自身の話をします。僕はAmazonに出店していましたが、今はやっていません。理由は、僕がAmazonに向いていなかったからです。毎日検索順位と競合をリサーチして、数字を分析して、また数字を見て——という毎日で、なんというか、外資系企業っぽいんです。
サポートに問い合わせても「自分で調べて対処してください」という感じで、楽天のECコンサルタントのような手取り足取り感はありませんでした。数字と向き合い続けるのが得意な人には最高の環境だと思いますが、僕は苦手でした。
ただ、フェアに言っておきます。売上を立てること自体は、Amazonの方が圧倒的にラクだと思います。正直。集客力が桁違いなので、商品を置けば見てもらえる。それでも僕が楽天に残っているのは、お客さんへの接し方や問い合わせの返し方を工夫する「店の運営」が好きだからです。
だから、こう整理しています。
- 数字の分析が好きな人 → Amazon向き。データと向き合うのが苦にならないなら強い
- お客さんとのやりとりや店づくりが好きな人 → 楽天向き
- 店舗運営そのものが苦手な人 → 楽天は正直やめたほうがいいです。運営の手間が一番重いモールなので
- メルカリ → やったことがないので、向き不向きは語れません
楽天という選択肢を詳しく知りたい人は、こちらの記事からどうぞ。
併用はアリ?|判断基準は「システム」と「接客コスト」

「全部やればいいのでは?」という発想も当然出てきます。
結論から言うと、AmazonとRakutenの併用は現実的です。実際、両方やっている店はたくさんあります。どちらを先にやるべきという順番も、特に決まっていないと思います。
併用するかどうかを判断する基準は、精神論ではなく、オペレーションの2点です。
- ①システムで繋がるか——在庫や商品情報を一元管理ツールで同期できるか。同期できないモールを足すと、そこだけ手動管理になって一気に大変になります(メルカリShopsは対応ツールが限られてきた歴史があるので、使いたい管理ツールが対応しているか事前に確認してください)
- ②接客コストが増えないか——問い合わせの質と量はモールで全然違います。個人間取引の文化があるメルカリは「値下げできますか?」のようなやりとりが多そうな印象があります(これは僕の勝手なイメージです)。AmazonとRakutenはそこまでではありません
Qoo10やYahoo!ショッピング、au PAYマーケットなどについては、「ジャンルによる」が答えです。Qoo10ならコスメが強い、というようにモールごとに得意分野があるので、自分の得意ジャンルとモールの得意ジャンルが一致するなら、選択肢としてアリだと思います。Yahoo!ショッピングについてはこちらに書いています。
さいごに|どこで売るかより、誰が売るか

まとめます。
- 一番大きな違いは取引の形(CtoCかBtoCか)と数字の開示量(合理化競争か、経験と型か)
- 商品で選ぶなら: スペック比較で買われる商品はAmazon、好みで選ばれる商品は楽天(僕の肌感です)
- 性格で選ぶなら: 数字が好きならAmazon、店づくりが好きなら楽天。店舗運営が苦手なら楽天は避ける
- 併用はAmazon+楽天なら現実的。判断基準はシステム連携と接客コストの2点
モール選びは「どこが一番儲かるか」で考えると迷子になります。儲けている人はどのモールにもいるからです。それより、自分の商品と自分の性格に合う場所を選ぶこと。合わない場所で頑張り続けるのが、一番もったいないです。
物販の始め方の全体像は、こちらの授業記事にまとめてあります。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。僕のことをもっと知りたい方はこちらもどうぞ。






