皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
「ネットショップって、副業でもできますか?」——この質問には、きれいごとで答えたくありません。なぜなら僕自身が、副業から始めて、一度独立に失敗して、また会社員に戻った人間だからです。
この記事では、副業でネットショップをやるリアル(時間・体力・家族)と、多くの人がつまずく「会社員のまま楽天に出店できるのか」問題を、僕の実体験と調べた事実を分けて、正直に書きます。
自己紹介をしておくと、僕は楽天市場で店をやっている現役の店長です。楽天は8年目、年商は6,000万円ほど、累計売上は3億円を超えました。でも、ここに来るまでの道は一直線ではありませんでした。
この記事でわかること
- 副業→独立失敗→再就職→再挑戦、という僕の遍歴の全部
- ブラック勤務をしながらの副業時代の1日(美化なし)と、副業のうちにやるべきだったこと
- 会社員のまま楽天に出店できるのか——公式要件と僕の実体験の整理
- 家族の協力がなくても、仕組みで代替できるという話
では、いきましょう。
僕の遍歴|副業→独立失敗→再就職→覚悟の再独立

まず、僕がどうやって今にたどり着いたか。恥ずかしい部分も含めて、時系列で見てください。

最初は会社員をしながらの副業でした。ここで正直に書いておきたいことがあります。僕が会社を辞めたとき、物販はまったく軌道に乗っていませんでした。
店の形にはなっていました。トップページを作って、売れる状態にはしてあった。仕入れ先の準備も一通り終わっていた。でも、集客がまるでできていない。たまに売れることはあっても、経費を引けば大赤字で、生活を支える売上にはほど遠い状態でした。
それでも「とにかく挑戦しないとダメだ、一歩踏み出さなきゃダメだ」と思い込んで、ほとんど無鉄砲に会社を辞めました。結果は、4ヶ月で退場です。
収入が続くはずもなく、不動産会社に就職して、また会社員に戻りました。ろくに売れていない状態から辞めた人間が、辞めた瞬間に売れるようになる理由なんてどこにもなかった——今なら分かりますが、当時は分かっていませんでした。
会社員に戻ってからは、正直どん底でした。独立失敗で作った借金の返済に追われながら、再起を狙ってFX、不動産、そしてまたネットショップと、いろいろ手を出してはことごとく失敗しました。手元に現金はない。
不動産なんて何千万円という元手がないと土俵にすら上がれない。そうやって選択肢が1つずつ消えていって、最後に残ったのが物販だけでした。「物販に手応えがあったから戻った」のではありません。
現金のない自分に残っていた道が、物販しかなかった。それだけです。
だから最後は、お金を借りて、「これで食えなかったら終わり」という覚悟で再独立しました。そこから積み上げたのが、今の店です。
かっこいい起業ストーリーじゃなくてすみません。でも、これが本当の順番です。
この遍歴から言えることは2つです。ひとつ、副業で始めたこと自体は正解でした。給料という土台があったから、失敗しても生き延びて、もう一度挑戦できました。
ふたつめが、この記事で一番伝えたいことです。僕の最初の独立が失敗した理由は、資金でも根性でもなく、「利益が出る形で売る」を一度もやり切れないまま辞めたことでした。次の章で、その中身を書きます。
副業時代の1日|深夜4時間、僕が何をやっていたか

「スキマ時間で月収◯◯万」みたいな話を期待しているなら、先に謝ります。僕の副業時代は、そんなに美しくありませんでした。
当時の勤め先は、朝6時に家を出て、帰宅が23時になるような会社でした。物販の作業ができるのは、帰宅後の23時から深夜3時まで。睡眠時間を削って捻出したその4時間だけが、僕の「起業準備室」でした。
では、その4時間で何をやっていたか。ここが大事なところです。
トップページを作る。バナーを作る。商品ページを作る。——ほぼ、それだけでした。
リサーチも、発送も、梱包もありません。だってほとんど売れていなかったんですから。僕が楽天を始めるのは2018年で、それまでの数年間は、たまに売れることはあっても、ずっと大赤字でした。
しかも当時扱っていたのは家具で、メーカーからお客さんへ直接送ってもらう直送のスタイル。仮に売れたところで、梱包作業は発生しない商売でした。
なぜ、作るだけで4時間が消えたのか
言い訳に聞こえるかもしれませんが、当時の環境を書いておきます。まず僕は、それまでパソコンをまともに触ったことがありませんでした。そのうえ、当時のネットショップは今のように簡単には出せませんでした。
自分でドメインを取ってきて、ドメインの登録をして、検索エンジンにも登録して、そこからサイトを一から自分で構築する。それをやらないと、自社サイトは形にならなかったんです。維持するだけでも月に数万円——僕の場合はたしか月3万円ほど払っていました。
だから、その準備をするだけで大変で、僕の副業期間は「準備」に明け暮れて終わりました。BASEのようなサービスが出てきたときは、本当に革命だと思いました。
| 僕がやっていた頃 | 今 | |
|---|---|---|
| 店を出すまで | ドメイン取得→登録→サイトを一から構築 | 申し込みと初期設定で出せる |
| 自社サイトの維持費 | 月3万円ほど(当時の僕の場合) | 無料〜数千円から |
| 出荷・梱包 | 自分でやる前提 | RSLのような物流代行に任せられる |
| ページや文章の作成 | 全部を手作業で、深夜に | AIで下書きまで一気に短縮できる |
| 店の確認 | パソコンの前に座らないと何もできない | スマホで、通勤電車の中でもできる |
そして、これが僕の最初の独立が4ヶ月で終わった本当の理由です。売上に関わることは、独立してからしか手をつけられなかった。
会社を辞めた時点で、僕はまともに売った経験がほとんどない素人でした。それで生活費が尽きるまで4ヶ月。当たり前の結末です。だからあなたに一番伝えたいのは、これです。
副業のうちに、必ず「利益が出る形で売れる」ところまで到達しておいてください。
準備は、いくらでも無限にやれてしまいます。1個でもいい。利益が数百円でもいい。「出して、人に見つけてもらって、赤字にならずに買われる」という一周を、給料がある状態で経験しておく。
それができていれば、僕は4ヶ月で退場していません。あの時代の僕より、今のあなたのほうがずっと有利な条件で始められます。
会社員のまま楽天に出店できる?|事実と体験を分けて整理します

さて、副業ネットショップで一番よく聞かれて、一番いい加減な情報が出回っているのがこの問題です。ここは「公式に書かれている事実」「書かれていないこと」「僕の体験」を、きっちり分けて書きます。
① 公式要件として書かれていること
楽天市場への出店には、開業届を出した個人事業主であるか、法人であることが必要です。「会社員個人」のままでは、そもそも申し込みの土俵に乗れません。開業届を出せば会社員でも個人事業主にはなれるので、形式上の入り口はここです。
② 公式には書かれていないこと
では開業届を出した会社員なら審査に通るのか—「副業だとダメ」と明記した公式文書を、僕は見つけられませんでした。
一方でネット上の情報は「副業目的では通らない」という解説と「副業だから落ちるわけではない」という解説に、きれいに割れています。つまり、確実なことは外からは分からない、が正直なところです。
③ 僕自身の体験
僕が出店を申し込んだとき、審査の過程で会社を辞めていることを示す書類の提出を求められました。少なくとも当時の僕のケースでは、「本業としてやる人か」を確認されたわけです。あくまで数年前の一例ですが、一次体験として書き残しておきます。
④ ここから言える、確実な道
確実なのは「専業になってから出店する」か、「実際に運営を担う家族が個人事業主として出店する」かの2つです。
会社員のまま自分名義で挑む場合は、通らない可能性を織り込んでおく—これが誠実な整理だと思います。
家族名義について、ひとつだけ釘を刺させてください。これは「名前だけ借りる」話ではありません。出店者本人が実際に事業の主体として運営するのが大前提です。
例えば配偶者が個人事業主として開業し、実際に店の運営を担う形なら、それはその人の事業として正当です。形だけの名義貸しは、審査でも契約でも問題になります。
家族の協力は「あれば最高、なくても設計次第」

副業物販の相談で、意外と多いのが家族の話です。「妻(夫)に手伝ってもらえないと無理ですか?」—うちが夫婦で店をやっているので、そう聞かれるのだと思います。
正直に言うと、家族の協力があるのは、ものすごく大きい。うちの店は妻の存在なしには語れません。でも、「協力がないと始められない」は違います。人手が担っている作業は、ほとんどが仕組みかお金で代替できるからです。
「人手」を仕組みで置き換える選択肢
- 梱包・出荷——中国から楽天の物流倉庫(RSL)へ直接納品する形にすれば、自宅に在庫を置かず、家族の手も借りずに回せます
- 検品——OEMまで進めば工場側の検品体制に載せられますし、その前の段階でも有料の検品サービスや代行会社が使えます
- 単純作業——物量が増えてきたら、学生バイトなどへの外注も普通の選択肢です
順番としては、まず自分ひとり+仕組みで回る設計を作る。
家族の協力は、その上に乗る追い風と考える。この順番なら、家族の状況に事業が振り回されなくなりますし、「手伝ってくれないから進まない」という一番不毛なケンカも起きません。
ネットショップ副業のよくある質問

Q. 副業なら、まずどのモールで始めるべきですか?
A. 会社員のまま始めるなら、Amazon・フリマアプリ・ヤフーショッピング・BASEなどの始めやすい販路で「売る経験」を積むのが現実的です。そこで月の利益が安定して、専業化が視野に入った段階で、楽天出店を検討する。この順番なら、楽天の審査問題ともぶつかりません。
Q. 副業の作業時間は、週にどれくらい必要ですか?
A. 立ち上げ期は、リサーチと出品でどうしても時間がかかります。週10時間は見てください。ただし本文で書いた通り、物流とAIを使い倒せば、僕の時代より大幅に圧縮できます。時間の絶対量より「毎週続くリズムを作れるか」のほうが成否を分けます。
Q. 会社にバレたくないのですが、どうすれば?
A. すみません、ここは専門外なので書きません。就業規則の確認と、税金まわりの手続きについては、税理士や自治体の窓口など専門家に確認してください。いい加減な情報を書いて、あなたの勤め先との関係を壊すわけにはいかないので。
Q. 独立のタイミングは、どう判断すればいいですか?
A. 一度失敗した僕の基準はこうです。「副業の利益が生活費を安定して超えた状態が半年以上続き、さらに1年分の生活費の貯金がある」。
僕の最初の独立は、この条件を何ひとつ満たしていませんでした。というより、そもそも判断材料になるような売上が立っていませんでした。売れても赤字という状態のまま、勢いだけで辞めたわけです。勢いで辞めるのは、挑戦ではなくギャンブルだと思います。
さいごに|失敗した人間だから言えること

まとめます。
- 僕は副業→独立失敗→再就職→覚悟の再独立で今がある。一直線じゃなくていい
- 最初の独立はろくに売れないまま無鉄砲に飛び出して4ヶ月で退場。副業のうちに「利益の出る売り方」まで到達しておくのが最大の教訓
- 副業時代は23時〜深夜3時、ページを作るだけで終わっていた。でも今は物流とAIで、当時より圧倒的に有利
- 楽天出店の公式要件は個人事業主か法人。副業可否の明文はなく、僕は退職を示す書類を求められた。確実なのは専業化か、実運営する家族の開業
- 家族の協力は追い風であって前提ではない。仕組みで代替する設計を先に作る
副業でネットショップを始めることは、僕は心からおすすめします。給料という土台の上で挑戦できるのは、それだけで大きなアドバンテージだからです。ただ、準備だけを完璧にして飛び出すと、僕のように4ヶ月で戻ってくることになります。土台があるうちに、下手でもいいので売ってみてください。
そして、それでも失敗したときのために、もうひとつだけ。僕は一度落ちて、借金を抱えて、それでもまた戻ってきました。失敗は終わりではなく、通り道です。これだけは、実際に落ちた人間として保証します。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。僕のことをもっと知りたい方はこちらもどうぞ。







