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自分の好きなものを販売するといいって聞くけど実際どうなの…?
やっぱりネットショップ始めるなら自分の好きなものを仕入れる方がいいよね…?
そんな人へ向けて「見落としがちな好きを販売する際の注意点」を書いてみました!
僕自身今まで10店舗以上を立ち上げ、失敗してきた経験があります。
その経験をもとに今回はネットショップ初心者向けに2500文字以上で解説していくので、
この記事を読めば
- 好きなものを販売する際の注意点が分かる
- 今売れていない原因が分かる
- 今すぐ商品ページの改善に役立てられる
と失敗率を大幅に下げることができるはず!!
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目次
好きと売れるは別物
よく物販系のビジネス書で書かれている
- 好きなことや情熱の注げるものを仕入れよう!
- ワクワクする商品を探そう!
- 自分が「欲しい!」と思うものを仕入れよう!
これは正解なのか?
情熱をもてる商品を仕入れるのは正解?
この疑問に関しては、「本当に心の底から」情熱を注げる商品であれば、正解だと思います。
正解の定義については、「継続的に売れる」とします。
- 商品の需要がない→「広めたい」「知ってもらいたい」などの情熱があり、お客さまにとって「本当に価値があり、認知されていない」商品である場合
- 競合が強い→あなたの情熱がもてる商品カテゴリーの競合他社への「不満(もっとこうして欲しい)」を持つお客さまが「一定数」いて、そのお客さまへ「認知」することができた場合。
どちらの場合にせよ、情熱をもてる商品がある人は「1%」もいないのが現状だとおもいます。
本当に情熱がもてる商品があった場合、好き(主観)と売れる(客観)は全く別物であると覚えておきましょう。
最近「本革の靴磨きセット」を買ったけど、検索で「ブラシ・クリーム・クロス・クリーナー」が別々に出てきて、初心者の僕は嫌になりました。(使い方調べるのめんどくさい)
あとから3,000円で、「必要なものが揃った靴磨きセット(7点初心者向けの説明書付き)」を買い、もし自分が「めちゃくちゃ本革が好きで詳しかった」ら、この商品思いついたかなぁ…?
とふと思いました。
どれとどれが必要で、どういう手順で使えばいいの?
少し高くてもいいからワンクリックで買いたい….
自分が欲しいと思う商品を仕入れるのは正解か?
「自分が欲しい」と思っただけで仕入れた場合は間違いです。
そもそも「自分が欲しい」は「主観」で、あなたが欲しいと思った商品はあなた以外の人が既に売っています。
ものが溢れるこの時代に重要なのは、「何を売るか?」ではなく「何にどんな価値をつけて売るか?」です。
- 自分が欲しいと思った
- 商品の品質や仕入れ値も申し分ない
- 需要もある(ニッチすぎない)
- 他社の類似品にはない価値をつけられそうだ
ここまで「リサーチ(深堀)」をしてみて初めて仕入れを「検討」するべきです。
❹の他社にない付加価値について、初心者の方は「??」だと思いますので、詳しく説明していきます。
比較・違い・理由を提示する
あなたが「これは売れる!」と思った商品は、お客さまにとっても「欲しな」と思う商品である確率が高いことは間違いないでしょう。
しかし、お客さまはなぜ
- 今
- このお店で
- なんのために
- この商品を
買わなければならないか?この理由を提示する必要があります。
先程の「何を売るか?」ではなく「何にどんな価値をつけて売るか?」の部分です。
下記に❹の他社にない付加価値について、リサーチ箇所の例を明示しておきます。
- 他の類似品と比べて商品の売り(違い)がはっきりと提示されてる
- 見た目・デザインがいい
- 配送(早さ、分かりやすさ、明確さ)
- 質感や着用感をイメージできる写真・動画があるか
- 使い方の分かりやすい説明があるか?
- どんなシーンや季節にしようするものなのか?
- レビューが多い
- どんな会社・人がお店を運営してるか伝わる
他の類似品と比べて商品の売りが提示されてる
この項目に関して注意しておきたいポイントは、「直感で分かるように提示」することです。
ネットショッピングでは、9割以上の方がスマホで購入し、大半が商品ページに「数秒ほど」しか滞在しません。
お客さんは「しっかりと解説されたテキスト」は読ませません。
「写真」や「キャッチコピー」は直感で分かるようなデザインや色使いを心がけましょう。
見た目・デザインがいい
これはフード系やその分野に精通している人が陥りやすいポイントです。
「味がいいから売れるだろう」「性能が良くて安いがマイナーな商品」など、その分野の商品に愛着や情熱がある人がマニアックなものを仕入れてしまう失敗例です。
その分野に情熱がある人と一般消費者のお客さまで「フォーカスするポイントのズレ」に気をつけましょう。
- 売り手側:味がいい、性能がいい、誰も持っていない
- 買い手側:ラベルデザインや商品の見た目、価格、配送の早さ、レビューの多さ(みんなが買ってる)
今の時代、味や性能はいいのが「当たり前」という認識で販売しましょう。
情熱がある人やその分野に精通している人ほど、100点に近い味や性能を求めてしまう傾向があると思います。
しかし、その分野に詳しくない一般の方は味や性能が80〜90点以上になると「違いが分かりづらい(もしくは気づいてもらえない)」ということを頭の片隅に入れておきましょう。
- 他社の味が90点、自社が94点
- これは売れる!
- 実は味以外が重要!(伝え方、評判、使い方(食べ方)の説明、配送、デザイン(写真映え))
- あまり売れない
どんなシーンや季節に使用するのか?
こちらも上記と同じで、あなたが商品に詳しい場合に「当たり前」すぎて説明を省いてしまうことがあります。
お客さまは全くの初心者だと思って丁寧に説明しましょう。
さっきの靴磨きセットを買った僕がお客さんだと思って…笑
レビューが多い
お客さまは、性能や価格はもちろん「みんなが買っている(使っている)」ものに安心感を抱きます。
信頼しているインフルエンサーの商品を買う心理と同じです。
お客さんは「損をしたくない」という「損失回避バイアス」が強く働きます。
一か八かでめちゃくちゃ良いものを買うより、無難に良いものを買う方が強いということです。これは、人間の本能なので、お客さまにどうしたら「安心感」を持って購入してもらえるか?を考えてお店作りをしましょう。
どんな会社・お店が運営しているか伝わる
まずお客さまは商品ではなく「お店」を信用していません。
「ちゃんと配送されるかな?」「騙されたらどうしよう」と初めは、めちゃくちゃ疑っていると思ってください。
そのため
- ショップレビューを地道にあつめる
- 問い合わせ先や、返品交換などのサポートを分かりやすく明記する
- ショップスタッフの顔やお店の雰囲気が伝わる写真を載せる
などが重要です。
まとめ
今回は「どこが間違っている?好きなものを販売する注意点」について解説しました。
商品を仕入れる注意点は分かったけど「どんな商品を仕入れたら(揃えたら)いいか分からない」という方は、下記の記事の「誰でもお店のコンセプトが決まるフレームワーク」を解説しているので、こちらの記事も併せて読んでみてください。
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