皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
マルチSKUの商品を作るときに設定するのがバリエーションです。色とサイズを組み合わせて、SKUを一気に作る仕組みですね。
登録画面を触れば感覚でできてしまうので、よくわからないまま登録している方も多いと思います。
ただ、バリエーションは後から作り直すのがいちばん厄介な設定です。仕組みと上限を先に押さえておくと、あとで詰みません。
この記事でわかること
- バリエーションは3つの層でできている
- 上限は項目6個・選択肢40個
- 組み合わせはすべて一意でなければならない
- 後から項目を増やすのが一番危ない理由
バリエーションは3つの層でできている

登録画面では1つの設定に見えますが、中身は3つに分かれています。
| 層 | 中身 | 買い手に見えるか |
|---|---|---|
| 項目キー定義 | システム上の名札 | 見えない |
| 項目名定義 | 「カラー」「サイズ」など画面に出る名前 | 見える |
| 選択肢定義 | 「白」「黒」など実際に選ぶ中身 | 見える |
項目キーは、システムがどの項目かを見分けるための名札です。買い手の目に触れないので、自分がわかる形で統一しておくのが正解です。
項目名は画面に出ます。ここは「カラー」でも「色」でも構いませんが、店の中で表記を揃えておくと、あとで一括編集するときに楽になります。
上限は項目6個・選択肢40個

数字だけ先に書いておきます。
バリエーションの上限
- 項目キーは最大6個
- 選択肢は最大40個
- SKUの組み合わせはすべて一意
項目6個は、実際には使い切らない
6個まで使えると聞くと余裕があるように見えますが、実務で3個を超えることはほとんどありません。
理由は掛け算になるからです。色5・サイズ4なら20のSKUですが、ここに柄を3つ足しただけで60のSKUになります。
組み合わせが一意でないと登録できない
同じ組み合わせのSKUを2つ作ることはできません。「白のM」が2つある状態は、エラーになって登録できません。
これは一括編集で商品を増やすときに引っかかりやすいところです。コピーして貼り付けたまま選択肢を直し忘れると、ここで止まります。
作るときの順番

①から④までは、登録画面を開く前にやることです。
②の並び順は、あとから直せるが直しにくい
項目の並び順は、買い手が選ぶ順番になります。服なら色 → サイズのほうが自然ですし、サイズで在庫が偏る商品なら逆のほうがいい場合もあります。
ここは「自分が管理しやすい順」ではなく、買い手が決めやすい順で並べてください。
④のSKU管理番号は、後から変えられない前提で決める
正確には変えられるのですが、変えると注文が止まります。実質的には変えられないものとして設計したほうが安全です。
おすすめは、商品管理番号 + 色 + サイズのように、番号を見ただけで中身がわかる形にすることです。受注のリストを見たときに、いちいち調べ直さずに済みます。
管理番号は、半年後の自分が読むメモだと思って付けてください。連番だけにすると、あとで必ず困ります。
後から項目を増やすのが、いちばん危ない

バリエーションで一番の事故がこれです。
色とサイズの2項目で運用していた商品に、あとから「柄」を足したくなったとします。売れているから種類を増やしたい、という場面ですね。
このとき何が起きるか。
- 項目が2つから3つに増える
- 既存のSKUも3項目の組み合わせに書き換わる
- 結果としてSKU管理番号を振り直すことになる
だから、項目を増やす作業は未確定の注文がない状態を作ってからやってください。注文の少ない時間帯を選ぶ、というだけでもだいぶ違います。
別ページにするという選択肢もある
柄違いを足したいとき、無理に同じページに詰め込まず別ページで新しく作るという判断もあります。
ただし、これはまとめてよい条件を満たすなら、まとめるべきという原則と衝突します。そのあたりの線引きは「楽天のSKUのまとめ方」で書いています。
選択肢を減らす・並べ替えるとき
項目を増やすのに比べれば、選択肢の追加・削除は軽い作業です。
| やること | 影響 |
|---|---|
| 選択肢を1つ増やす | SKUが増えるだけ。既存のSKUは変わらない |
| 選択肢を1つ減らす | そのSKUが消える。在庫と注文の確認が必要 |
| 選択肢の並び順を変える | 見え方が変わるだけ |
減らすときだけ注意が必要です。そのSKUに在庫が残っていないか、未確定の注文がないかを先に見てください。
売れ行きの悪い色を消したくなったときは、いきなり削除するのではなく、先に倉庫に移して様子を見るほうが安全です。
もう一つ、商品そのものを削除すると、その商品に紐づく購入申込は完全にキャンセルされます。入れ替えのつもりで消すときは、受注が残っていないかを必ず確認してください。
最初に設計を決めきる理由
ここまで書いてきたことをまとめると、こうなります。
後から直すときのコスト
- 選択肢を増やす → 軽い
- 選択肢を減らす → 在庫と注文の確認が必要
- 項目を増やす → SKU管理番号の振り直し
- ページを分け直す → レビューが戻らない
下に行くほど重くなります。そして重い作業ほど、売れ始めてから必要になるのが厄介なところです。
売れていない商品のバリエーションを直すのは簡単です。注文がないので、いつやっても事故りません。
でも、直したくなるのは売れている商品のほうです。色を増やしたい、サイズを増やしたい、と思うのは売れているからです。
SKU画像も設計のうち
もう一つ、バリエーションを作るときに一緒に決めておいたほうがいいのがSKU画像です。
SKUごとに画像を持たせられるのですが、ここは白抜きの画像で済ませがちです。ところが残りが1バリエーションだけになると、そのSKU画像が1枚目として表示されます。
4色で売っていて3色が売り切れたとき、検索結果に並ぶのは作り込んだメイン画像ではなく、残った1色の白抜き画像になる、ということです。
さいごに
この記事のまとめ
- バリエーションは項目キー・項目名・選択肢の3層
- 上限は項目6個・選択肢40個。組み合わせは一意
- 項目は掛け算で増える。3つ使うとSKUが一気に膨らむ
- 後から項目を増やすとSKU管理番号の振り直しが発生する
- 選択肢を減らすときは在庫と未確定の注文を先に見る
- SKU画像も1枚目に来る前提で用意しておく
バリエーションは、登録画面で覚える設定ではありません。紙に書いて決める設計です。
色を何色、サイズを何段階。それを先に書き出して、SKUが何個になるかを数える。この5分があるかどうかで、半年後の手間がまったく変わります。
楽天で儲からないと感じている理由については、こちらの記事でも書いています。
設計の前段と、あとから直そうとしたときに起きる事故については、こちらで書いています。
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この記事を書いた人

ラクマート認定講師:TAKAHIRO
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
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- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
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