皆さん、こんにちは!TAKAHIROです!
楽天の費用の話をするとき、システム利用料やポイント付与料は必ず出てきます。ただ、実際の請求書を見ると、それ以外の名前がずらっと並んでいるはずです。
R-SNS、R-Messe、R-Mail、商品一括編集機能。このあたりは必須ではない、申し込んだ店舗だけが払う費用です。まとめてオプション費用と呼ばれています。
この記事では、楽天のオプション費用にどういうものがあって、いくらかかって、どこで判断を間違えやすいのかをまとめます。
この記事でわかること
- オプション費用は月額固定・通数課金・売上比例の3つの型に分かれる
- 使っていない月も発生するものがある
- 「無料期間中」という案内を、そのまま受け取らない
- 請求が届くのは使った月の1〜2か月あと
金額はすべて税別、2026年8月時点のものです。
オプション費用とは何か
楽天に払うお金は、大きく分けると必ずかかるものと申し込んだ人だけがかかるものに分かれます。
出店料、システム利用料、楽天ペイ利用料、ポイント付与料、モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料。このあたりは出店している以上、全店舗にかかります。
一方でオプション費用は、使うと決めた店舗にだけ発生します。申し込まなければ、請求書に名前も出てきません。
ここで大事なのは、オプション費用は自分の意思で減らせる数少ない費用だということです。
システム利用料は売れれば自動的に増えます。ポイント付与料も同じです。これらは「減らす」という発想があまり効きません。
でもオプション費用は違います。申し込むかどうかも、続けるかどうかも、店舗が決められます。だからこそ、知らないまま契約が残っているのが一番もったいないわけです。
請求書に並ぶ品目の全体像については、「楽天の請求品目を全部説明する」で一覧にしています。
使わなくても発生するものがある
オプション費用でいちばん引っかかりやすいのが、ここです。
多くの人は「使った分だけ払う」と思っています。ところが楽天のオプションには、利用の有無にかかわらず発生すると明記されているものがあります。

3つの型に分けると、こうなります。
| 型 | 課金のされ方 | 主なもの |
|---|---|---|
| 月額固定費 | 使っても使わなくても毎月同じ額 | R-SNS、R-Messe、RMS商品一括編集機能、LINEの有料プラン |
| 通数・枚数で増える | 送った分・使われた分だけ | R-Mail、LINEの追加メッセージ/通知メッセージ/レコメンド配信 |
| 売上に比例する | 対象になった売上に料率をかける | 定期購入・頒布会サービス |
①の型は、解約するまで同じ金額が乗り続けます。今月は一度もメルマガを配信しなかった、LINEを一通も送らなかった。それでも月額固定費は発生します。
②の型は、止めれば費用も止まります。ただし単価が小さいぶん、通数が伸びると一気に効いてきます。1通8円でも、1万通配信すれば8万円です。
③の型は、システム利用料と同じ考え方です。売れれば増えます。そのかわり、売れなければ発生しません。
主なオプションとその金額
順番に見ていきます。
R-SNSとLINE
R-SNSは、店舗のSNSアカウントを楽天に登録して使う仕組みです。LINE、Instagram、Facebook、楽天ROOMが対象になります。
使うSNSの数に関係なく、月額固定費は3,000円です。ここまでは分かりやすいのですが、LINEで有料プランを使うと、その分がR-SNSの月額固定費に上乗せされます。
| LINEのプラン | 月額固定費 | 無料で送れる通数(月間) |
|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 無料 | 200通 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 |
通数を超えた分は、追加メッセージとして課金されます。追加メッセージを送れるのはスタンダードプランだけで、ライトプランとコミュニケーションプランは通数を超えたら止まります。
さらに、アカウント検索用のプレミアムIDが年1,200円、LINE通知メッセージが1通8円、LINEレコメンド配信が1通6円。この3つはプラン料金とは別に発生します。
R-Messe
R-Messeは、購入者からの問い合わせを管理する仕組みです。全店舗が使う前提になっているので「オプション」という感覚が薄いのですが、請求品目としてはここに入ります。
月額固定費は3,000円。スタンダードプランとメガショッププランは5,000円です。これも利用の有無にかかわらず発生します。
RMS商品一括編集機能
商品データをCSVでまとめて登録・更新する機能です。月額10,000円。
これも使っても使わなくても発生します。商品点数が少ないうちは手作業でも回りますが、数が増えると一括編集なしでは現実的に運用できなくなります。どこで切り替えるかの判断になります。
R-Mail
楽天のメルマガ配信です。1通1円。1万人に配信すれば1万円です。
ただし楽天が指定した条件を満たすリストへの配信は、週1回まで無料になります。メルマガを主軸にするなら、この条件を先に確認しておくと配信料の桁が変わります。
定期購入・頒布会サービス
定期購入と頒布会は、通常のシステム利用料に加えて、対象売上の2%がかかります。つまり、システム利用料が二重にかかる形です。
同じグループにある予約購入サービスは無料です。名前が似ているので、混同しないようにしてください。
R-Cabinetの容量追加
画像の保存容量が足りなくなったときに、プランを変えずに容量だけ足せるオプションです。
| 追加容量 | 月額利用料(税込) |
|---|---|
| 1GB 追加プラン | 5,500円 |
| 10GB 追加プラン | 11,000円 |
ここだけは税込表記で案内されています。また、日割り計算はありません。月の途中で申し込んでも解約しても、1か月分が発生します。
メガショッププランのように容量が無制限のプランでは、このオプションは使えません。

月額固定で乗ってくるものを並べると、こうなります。ひとつずつは小さく見えますが、全部足すと出店料の何割かに届く規模になります。

通数で課金されるものは、単価が小さいので油断しがちです。配信数を決めるときは、通数ではなく金額で上限を持っておくほうが安全です。
「今は無料」はいつまでも続かない
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
楽天のオプションには、「現在無料期間中です」と案内されているものがいくつかあります。そして、その案内は書かれた時点の話です。
無料期間はいつか終わります。終わるときは事前に告知されますが、告知を見落とすと、翌月の請求で初めて気づくことになります。
実際、R-Messeの月額固定費は無料期間中という案内が残ったままになっている場所があります。それでも請求品目としては発生します。
逆に、楽天スーパーアフィリエイトのアドバンスサービス(月10,000円)は今も無料期間が続いています。
つまり、無料と書いてあるものが有料になっていることもあれば、その逆もあるということです。見分ける方法はひとつしかありません。
無料かどうかを確かめる順番
- 案内文ではなく自分の請求品目を見る
- 品目名で検索して、何のサービスか特定する
- それでも分からなければ契約中のオプション一覧と突き合わせる
これは楽天に限った話ではないのですが、金額・無料・提供の有無は、いちばん変わりやすい情報です。仕組みや考え方は何年も変わりません。変わるのはいつも数字のほうです。
請求は遅れて届く
オプション費用でもうひとつ厄介なのが、締めのタイミングがサービスごとに違うことです。
| 締めのタイミング | 主なオプション |
|---|---|
| 利用月の当月末 | R-SNSの月額固定費、RMS商品一括編集機能、R-Mailの配信料、RMS Service Square |
| 利用月の翌月末 | LINEの有料プラン、追加メッセージ、通知メッセージ、レコメンド配信、プレミアムID |
| 注文確定日の翌月末 | 定期購入・頒布会サービス |
| 申し込み月または受講月の月末 | 楽天大学の受講料 |

請求計算書が出るのは、締日の翌月10営業日頃です。つまり翌月末締めのものは、使った月の2か月後にようやく金額が見える形になります。
たとえば8月にLINEの通知メッセージをたくさん送ったとします。締日は9月末。請求計算書が出るのは10月上旬。実際に精算されるのはもっと後です。
請求が実際に動くまでの流れ、つまり請求計算書と精算書の違いについては、「楽天の相殺とは何か」で詳しく書いています。
配送費はここに入れない
楽天のオプションサービスの一覧を見ると、楽天スーパーロジスティクス(RSL)も同じ枠に入っています。請求の仕組み上はそのとおりです。
ただ、費用として考えるときは、RSLは分けたほうがいいと思っています。
理由は単純で、RSLは配送費だからです。
| 楽天に払う費用 | 配送にかかる費用 |
|---|---|
| 出店料・システム利用料 | 送料 |
| 楽天ペイ利用料・ポイント付与料 | RSLの出荷作業料・保管料 |
| R-SNS・R-Messeなどのオプション | 梱包資材費 |
自社発送でやっている店舗もあれば、RSLに預けている店舗もあります。同じ商品を売っていても、どちらを選ぶかで費用の構造がまるごと変わります。
楽天のオプション費用は、契約したら誰でも同じ金額です。配送費はそうではありません。商品のサイズ、出荷数、同梱率で変わります。
どれを使うかの決め方
最後に、判断の順番だけ書いておきます。
オプションを検討するときの順番
- それは月額固定か、使った分だけかを先に確認する
- 月額固定なら使わない月も払う前提で採算を見る
- 通数課金なら月にいくらまで使うかを決めてから始める
- 売上比例ならその売上が増えるかどうかで判断する
- 契約期間が年単位のものは、途中でやめられるか確認する
R-SNSは年間契約です。LINEのプレミアムIDも年単位です。月額表示だからといって、毎月やめられるとは限りません。
僕がオプションを見るときに一番気にしているのは、やめたときに費用がゼロになるかです。
通数課金のものは、止めれば止まります。売上比例のものも、その売上がなくなれば消えます。でも月額固定費は、解約という手続きを踏まないと消えません。ここが一番、放置されやすいところです。
さいごに
この記事のまとめ
- オプション費用は月額固定・通数課金・売上比例の3つ
- 月額固定費は利用の有無にかかわらず発生する
- LINEの料金はR-SNSの月額固定費に上乗せされる
- 「現在無料期間中」は書かれた時点の話。請求書で確認する
- 翌月末締めのものは使った月の2か月後に金額が見える
- RSLは配送費なので楽天に払う費用とは分けて考える
オプション費用は、金額そのものはそこまで大きくありません。出店料やシステム利用料に比べれば、はるかに小さい額です。
それでも取り上げたのは、ここだけは自分の判断で動かせるからです。売上に連動して自動的に増えていく費用と違って、オプションは契約と解約が自分の手にあります。
使うと決めたなら、その金額に見合う使い方をする。使わないなら、契約を残さない。それだけの話なのですが、請求書を上から下まで読む習慣がないと、なかなか気づけないところでもあります。
楽天で儲からないと感じている理由については、こちらの記事でも書いています。
ではでは!
楽天出店を考え始めた方へ
無料のメール講座「楽天出店21ステップ勉強会」をやっています。
毎日1通・21日間のメール講座です。
- 読むのは、1通2〜3分
- 専用シートに1日1マス埋めると、21日後に「あなたの店の設計図」が完成
(誰に・何を・いくらで・どれだけの資金と時間で売るか) - 登録した瞬間に、道具が4つ届きます
(設計図シート/関税計算テンプレ/利益率シミュレーター/集客診断シート) - 「簡単に稼げます」系の話はしません。
出店するかどうかを、自分の数字で決められるようになるための講座です
※メールを待たずに、今すぐ全手順を知りたい方には、有料の「0から始める楽天市場の教科書」もあります。
0から始める楽天市場の教科書はこちら【楽天市場の資料請求】
楽天への出店をまだ決めきれていない段階の方は、先に出店資料を取り寄せておくと判断がしやすくなります。いまのプランや費用の最新の話は、担当の方に直接聞くのが一番早いです。
僕自身も資料請求がきっかけで出店を決め、いまでは一番大きな「売上の柱」になっています。
※下記は楽天市場の資料請求の紹介リンクです。お申し込みがあると僕に紹介料が入ります。もし資料請求する機会があれば、よろしかったらこちらから請求していただけると嬉しいです。

この記事を書いた人

ラクマート認定講師:TAKAHIRO
- 2015年から3年間ネットショップに挑戦するも1円も稼げず、100万円以上の借金を負う
- 2018年に融資を受け、ネットショップ経営に独学で挑戦する
- 初年度から年商2,000万円以上を売り上げる
- 2022年に楽天市場「月間優良ショップ」を受賞
- 2022年に始めたYouTubeが1ヶ月で登録者1万人突破(現在は3万人以上)
- 2023年に楽天市場「ショップ・オブ・ザ・マンス【都道府県賞】」を受賞
- 2024年にラクマート史上初の「認定講師」7人のうちの1人に選ばれる
- 楽天市場は出店8年目。2025年度は年商6,000万円、累計売上3億円を突破
- ラクマートでの累計仕入れは6,000万円以上。最上位のV10会員
- 紹介したラクマート利用者は1,400人以上。中国の工場・船便倉庫と1688本社も現地視察ずみ
ふだんは、こんな発信をしています
ここまで読んでいただきありがとうございました。ブログ以外だと、だいたいこのあたりにいます。
- 日々のルーティン動画(YouTube)
朝の出荷から夜の受注処理まで、店長の1日をそのまま撮った動画です。「ネットショップって毎日なにをしてるの?」の答えになると思います - TAKAHIROラジオ(音声)
作業しながら聴ける音声チャンネルです。数字だけでは伝わらない話や、うまくいかなかったときの話をしています - Substack(コラム・ライブ配信)
週2〜3本のペースで発信しています。ブログに書ききれなかった現場の話はこちらに。ライブ配信も予定しています





